2018/10/12

「ひとりっ子なら、もっと甘えさせてあげられるのに」。きょうだいを持つママのジレンマ

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下の子が産まれると、上の子にガマンさせる場面がどうしても出てきてしまう。きょうだいを育てているママたちには共通する、大きなジレンマでしょう。これはママにとってもつらいところですよね。
では、もしも我が子がひとりっ子だったとしたら？　いつまでもたっぷり甘えさせてあげられるのでしょうか？

愛情をたっぷり注げるひとりっ子。家ではときどき”赤ちゃん”？

「ひとりっ子だったら、もっと甘えさせてあげられたのに」と、悩むママからのママスタコミュニティでの投稿です。5ヶ月の赤ちゃんと、3歳のお子さんを育てているのだとか。

『3歳だって赤ちゃんみたいなものだから、上の子には甘えたい気持ちがまだまだあると思って接しています。まわりから「赤ちゃん返りは、どう？」と聞かれますが、ふつうの3歳が求めることを”赤ちゃん返り”という言葉で済ませたくありません。
もちろんガマンも必要だと思いますが、それでももしひとりっ子だったらママを独占することができますよね？　抱っこしたり、手をつないだり。ひとりっ子ママは、お子さんが望むかぎりは何歳でも甘えさせてあげていますか？』

なんてやさしいママさん！　ママスタコミュニティに訪れたママたちからも、感心する声がたくさん寄せられました。実際にひとりっ子を育てるママたちは、どうしているのでしょうか？

『私自身が姉の立場で「ガマン、ガマン」だったから、子どもはひとりっ子と決めていた。娘を今見ていると、ひとりっ子って本当に幸せだなぁってうらやましいよ。今4歳だけど幼稚園ではしっかりもの、家ではまだまだ甘えん坊』

『小学5年生のひとり娘だけど、まだ赤ちゃんみたいなものだよ。家では抱っこもするし（5秒が限界）出かけたら手をつなぐ。でも甘やかしているわけじゃないよ。学校では優等生で、先生からの評判もよいし』

『よく「ひとりっ子って、甘えん坊が多いよね」って言われるけど、うちの子は2歳くらいからなんでも自分でやりたがったし、けっこうクールな感じ。出かけるときは危ないから手をつなぐけど、抱っこや赤ちゃん扱いは「やめて」と言う。子どもの性格にもよるよね』

子どもから拒否されないかぎり（笑）、やはり思い切り甘えさせてあげているひとりっ子ママは多いのですね。

上の子に、当たり前のようにガマンさせないためには？

きょうだいを育てているママたちからは過去を振り返っての、こんな声も。

『うちは下の子が産まれたとき、上の子は4歳。やっぱりいろいろガマンさせてしまった部分が、あると思う。下の子は小学2年生になった今でも家ではくっついてきたり、「抱っこ！」って言ってきたりするんだよね。でも考えてみると、上の子が同い歳くらいのときはそんなことはなかった。上の子は、無意識のうちに甘えなくなっていたんだなって思う。上の子には、申し訳ないことをしたと思ってる』

『うちも上の子には、当たり前のようにガマンさせていた。もう小学6年生だけど、今さらになって申し訳ない気がしています』

『4歳違いの姉妹。きつかったけど小さいときはひとりを抱っこ、ひとりをおんぶしていました。赤ちゃん返りなのか、下の子が生まれて以来、泣き顔や鬼の顔ばかり描くようになった時期があったから。抱っこだけは、なるべくしてあげていましたね。今でも小学2年生の上の子は、ときどき抱っこをせがんでくるのでやってます』

「ひとりっ子だったら、こんなふうにできたのに」と想像してしまう気持ちもわかりますが、そこは考えても意味のないこと。複数いる我が子に、どうすればママの愛情を感じてもらえるかを考えるほうが建設的ですよね。
たとえば下の子をパパに預けて、ママを独り占めできる「ひとりっ子」の日を作る。長時間が難しいのなら、お風呂タイムだけでもママとふたりになれるとよいですね。

また子どもにとってのママの胸元は、どうやら”特別”のよう。これまで真っ先に飛び込んでいた自分の空間なので、下の子の抱っこで占領されると強い疎外感を味わってしまうのかもしれません。いつでも上の子を抱きしめてあげられるように、下の子はおんぶにしたり、ベビーカーやバウンサーなどを利用するのもおすすめです。

みんなの意見を聞いた投稿主のママさんも、最後にこんな声を寄せてくれました。