初めてのマタニティライフを楽しく過ごせない私は母親失格?”誰かが理想とする あるべき妊婦像”に悩むママの声
第一子妊娠中、つまり「初めての妊娠期間」を、みなさんはどんな気持ちで過ごしていましたか?
人によっては「脳内お花畑状態」、いわゆる”マタニティハイ”で過ごす妊婦さんもいれば、初めてのことでいろんなことが心配になってしまうタイプ、またまた「妊娠しただけで、私は私」というタイプなど、「初めての妊娠」という共通点以外は、いろいろなタイプに分かれるのではないでしょうか。
しかし中には、世間からの心なき「こうあるべき」という声に悩む妊婦さんもいます。”妊婦は妊娠したことを喜び、赤ちゃんのことを何よりも優先して過ごさなくてはいけない”、”妊婦なのにおしゃれをしている。赤ちゃんのことだけを考えていればいいのに”、など、”誰かが理想とする あるべき妊婦像”が時に妊婦さんを精神的に追い詰めることがあるようです。
『今、妊娠9ヶ月なんですが母親の自覚が湧きません。とにかくお腹が重くて苦しくて、しかも暑くて一日中家でゴロゴロしてます。マタニティヨガなどに行く気もしない。まわりの友人は、みんなマタニティライフをインスタに投稿してて「普通は1人目ならもっとイベント行ったりワクワクするもんだよ!」とツッコまれ……。出産する病院がバースプランにすごく力を入れてて、短文で出したら「もっとちゃんと詳しく書いてください」と助産師さんにも呆れられる始末。
もちろん胎動を感じるたびに可愛いって思うし、私なりに楽しみにしているのに、助産師さんや友人に否定されて母親失格かなぁと落ち込んでます。1人目出産したママさんはどんな感じで過ごしてましたか?』
初めての妊娠は、赤ちゃんに会える日を指折り数えながら嬉しくてたまらない日々を過ごしていると思われがちですが、性格や事情によって、過ごし方は人ぞれぞれです。
初めての妊娠。自分らしく過ごすことが一番の胎教
みんながそうしているから……という理由で、気が乗らないことに取り組むのは少なからずストレスになります。無理をしてストレスを感じるより、自分らしく過ごすことが、お腹の赤ちゃんにとってはベストな選択ですよね。
『私もバースプラン1行くらいしか書かなかったよ。書くことがないから最初は白紙で出そうかと思った』
『マタニティヨガは今は当たり前な感じなんですか? ママの教室なんてのも一度も行ったことない』
『マタニティヨガとか行った事なかった。不安しかなかった。痛みとか恐怖だったしワクワクはしなかった』
『バースプランなんてなくていいのにね』
『私もバースプラン出して本当に思い通りになるの? って、疑問に思ってた』
初めてだからこそ感じる不安
赤ちゃんが無事、健康に生まれてきてくれることは奇跡です。そう思うからこそ、不安や心配になってしまうのも当然ではないでしょうか。
『私はビビリで初期は流産が怖くて中期は悪阻が治らなくて胎動も出てきてたから毎日胎動の確認してたし、後期は動きすぎて早産とか死産とかが怖くて全然楽しめなかった』
『2回続けて流産してたから、ハラハラすぎてお花畑になる余裕なんかなかったよ。とにかく無事に産まれてくるかだけ心配してた』
『悪阻と子宮頚管が元々短かかったから大学病院だったしキラキラした妊婦さんとは別世界だったよ』
生まれてきた子どもが愛おしい
赤ちゃんに会える日を指折り数える日々、という妊娠期間を過ごしていないと、母親としてダメなのでは……と自己嫌悪に陥るママさんがいるようですが、赤ちゃんの顔を見たら、そんな心配はきっと吹き飛んでしまうでしょう。
『胎動感じてもなんも思わなかったし別に楽しみでもなかったから可愛がれるか心配だった。でも生まれたらもう可愛くて仕方ないから大丈夫!』
『幸せ妊婦ーなんて程遠い生活してた! 産んだら可愛いって思えたから安心した気がする』
『私もそこまで母親って感じになれなかったな……。でも、子どもは可愛いし、生まれた時から今までずっと可愛いよ』
もし今、初めての妊娠中で「私は他のママに比べてクールなのでは……」と悩んでいるママさんがいたら、そんなことで悩む必要はないということを伝えたいです。
大事なのは、妊娠中も変わらず自分らしく過ごすことですよ。不安やストレスなく過ごすことで、お腹の赤ちゃんにもよい影響があるかもしれません。
文・鈴木じゅん子 編集・しのむ
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