家族みんな知っておいて!赤ちゃんに初めての食材を与えるときに注意すべきこととは #産後カルタ
産まれたばかりの赤ちゃんは母乳かミルクで栄養を摂りますね。成長するにしたがって離乳食を食べるようにトレーニングしていきます。トレーニングする、とはいえ、そこは赤ちゃんです。胃の大きさも食べられる食材の数も大人とは異なります。ママは毎回の離乳食のとき、食材の種類や固さに注意しながら食べさせていることでしょう。
ただ、赤ちゃんのお世話に慣れていない家族が、赤ちゃんが食べるにはまだ早い食材を与えてしまうこともあるようです。
『昨日仕事から戻ってポテトチップスをつまみにビールを飲んでいた旦那。私がキッチンから戻ると1歳半の娘に食べさせていた。昨日もたこ焼きを与えていたから注意したばかりで、言い合いになり、腹がたちました! あり得ませんよね? 私が気にしすぎですか?』
塩分が高いポテトチップスを1歳半の子どもには食べさせない!ママたちの声
『ない。塩分すごく高いよ』
『勝手な事されたら困る。癖になったら嫌だし、ごはん前ならもっと嫌。初めてならアレルギーも心配。これ許したら何でも勝手にあげちゃうと思う』
『なしだねー。塩分高いし、味を覚えてご飯食べなくなっちゃうよね』
ママたちからは、1歳半の子どもに大人が食べるポテトチップスは食べさせない! という怒りに満ちたコメントが寄せられました。ポテトチップスの原材料はじゃがいもですが、アレルギー品目に該当する食材と同じ製造ラインで作られた製品もあるかもしれません(パッケージに記載がある場合もあります)。大人用のポテトチップスは少々塩分がきつく味付けされているものもあります。子どもが食べすぎると塩分過多になってしまうかもしれません。
投稿者さんのお子さんは1歳半、とのことですが、1日に摂取していい塩分量はどのくらいなのでしょうか?
1歳から2歳の子どもが1日に摂るべき塩分の上限は約3g! 子ども用おやつを用意してあげて
『チップ系は塩分高いし嫌だな。1歳から食べられるかっぱえびせんとか用意しといておやつの時間に一緒に食べてもらえば?』
『ポテトチップスあげていたら、ひと口だけだよーとか、チョコは虫歯になるから絶対にあげないでね、とか言い方もあるんじゃない?』
5年ごとに厚労省が調査し、公表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、1歳から2歳の一日の塩分摂取量の上限は男の子で3.0g未満、女の子で3.5g未満、とされています。1日3食の食事に加えておやつも食べるとすると、かなり気を付けていないと1日の塩分摂取量の上限を超えてしまいそうです。ポテトチップスには脂質も多く含まれていますので、1歳から2歳の子どものおやつに適しているとはいえないかもしれません。ママが「食べさせてほしくない」と考える気持ちもわかります。スナック菓子であれば、ママたちもすすめているように、1歳から食べられるように油分や塩分を調整したお菓子を用意することをお勧めします。
赤ちゃんに「初めての食材」を食べさせるときのポイントは「1さじずつ」
離乳食をスタートさせるときのポイントとして、厚生労働省の資料では、
『離乳の開始では、子どもの様子をみながら、1さじずつ始め、母乳やミル クは飲みたいだけ飲ませる』
『新しい食品を始める時には一さじずつ与え、乳児の様子をみながら 量を増やしていく』
としています。筆者は息子の離乳食を始めるとき、アレルギーが気になる小麦や乳製品、卵などの食品を食べさせるときは味付けをせず、ゆでたり温めたりしただけものを「みみかき1杯量」から食べさせるように、と指導されました。食べさせるタイミングはかかりつけの病院が開いている「平日の午前中」が良い、とのことでした。万が一食べた食材によってアレルギーなどの症状が出た場合、すぐにかかりつけのお医者さんに診てもらえるからです。またハチミツや牛乳など、月齢・年齢によっては摂るべきではない食材もあります。
投稿者さんの旦那さんもただ知らなかっただけで、決して悪気があったわけではないでしょう。ママの注意の仕方ひとつで、今後は子どもに与える食べ物について気を付けてくれるようになるかもしれません。誰しもきつい言い方をされると反発してしまうもの。ママは旦那さんの気持ちも汲みつつ、優しく諭すような言い方をしてあげてくださいね。
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