トイレのレバーで8L、車の洗車で200Lも節水できる!?「水道代」節約のコツとは? #あきの家計簿
毎月の水道代、どれくらいかかっていますか? 「うちはけっこうかかっているかも」という場合は、水の使い方を見直してみるのがいいでしょう。手洗い・洗顔・食器洗いから、1日に何度も使うトイレのレバーの大小など、毎日の習慣を少し変えるだけで水道代は変わってきます。3人の子どものママでもある家計簿&家計管理アドバイザーのあきさんに、家庭での水道代を使うときの注意点について伺いました。
手洗い・お風呂でのシャワー。子どものムダ遣いを減らすには?
小さい子どもがいる家庭では、手洗いするときやお風呂のシャワーなど必用以上にジャージャー出してしまうことがあると思います。こんなとき「お水がもったいないから少しずつ使ってね」といい続けて、適量を出せたら「上手にできたね」とほめてあげるといいですよ。大好きなママがほめてくれたことは、子どもは喜んで続けてくれます。
洗顔・シャワー・歯磨き。蛇口を開けっ放しにしない
水道代をムダに使っているのは子どもだけとは限りません。ママやパパ自身も知らないうちに水道をジャージャームダ遣いしているということもあります。たとえば、食器を洗うときや洗顔や歯みがきをするとき、蛇口から水を出しっぱなしにしていませんか? 使っていないときは蛇口を締めるのはもちろんのこと、食器だったらボウルなどに水をためて洗う、歯磨きする場合はコップに水を汲んで口をゆすぐだけでも、ムダ遣いを減らせます。
また食器を洗うときは、まず汚れを新聞紙などでふき取って洗えば、水道代が減るだけでなく、汚れを落とすために使う合成洗剤の量も減るから、エコにもなるんですよ。食器を洗いながら子どもと一緒にエコについて話してみるのもいいですね。
「蛇口やシャワーヘッド」を交換したら水道代が半額ほど下がることも
水道の蛇口やシャワーヘッドを節水タイプに交換するのもオススメ。家庭の使い方にもよりますが、それだけで水道代が約半分くらいに減るケースもあります。蛇口やシャワーヘッドはホームセンターなどで数千円程度で買えるので、「水道代が高くて困る」という場合は交換してみてはいかがでしょうか。新しいものと交換するときは、今使っているタイプのものとサイズなどが合うかどうかを、確認してから購入してください。
8リットルも差が出る!「トイレの大小レバー」の使い分けを再確認
水道代のことを考えるときに意外と見落としがちなのが、トイレの大小レバー。「大」と「小」のレバーの水道使用量の差は、1回につき約8リットルも違います(東京都水道局調べ)。なにも考えず全部「大」レバーで流しているという場合は、パパも含めて大小使い分けしてみてください。使用頻度が多いトイレだからこそ、一人一人が気をつけることで大きな節約につながります。
車の洗車を「洗い流しとバケツに汲み置き」した場合の差は約200L
車を持っている家庭で気をつけたいのが車の洗車時にかかる水道代。ホースを蛇口につないで水をジャージャー水を出しっぱなしにして使っていませんか。実は、ホースからの洗い流しで車一台を洗うと、約240Lもの水を使うといわれています(東京都水道局調べ)。
バケツに水を汲んで洗えば、たった3杯ほどで洗車することができます。その場合の水の使用量はおよそ30L。ホースからの洗い流しをしたときと比べて約200Lもの節水になります。当然、その分の水道代も節約できます。
子どもの人数と比例して増えていく水道代。これから子どもが大きくなると増えていくのでしょうが、小さいうちから水の使い方について一緒に考えていくことで水道の水をムダ遣いすることもなくなり、エコに対する意識もついていきます。水道の使い方について、親子で一緒に話し合ってみませんか?
取材、文・長瀬由利子