知られざる努力があった!じぃじとばぁばが喜ぶ「孫の写真の送り方」とは
孫の誕生や成長を楽しみにしている両親に、LINEやメールで子どもの写真を送るパパ・ママもいるのではないでしょうか? データで届いた孫の写真を現像したいと思ったおじいちゃんおばあちゃん。筆者は2年ほど写真店で勤務していたのですが、携帯に不慣れで操作に戸惑う方の姿をたくさんみてきました。
現像は一大ミッション!? 写真店で奮闘しています
お年寄りの中には、LINEやメールで送られてきた写真画像の現像方法がわからない方が多いです。注文機を通さず、「この写真を現像して」と携帯画面を見せながら注文いただくことがしばしばありました。
ところが、写真がメモリーカードに保存されていなかったり、保存されていても取り出し方がわからなかったり……。そもそもメモリーカードが携帯に入ってない! なんてことはよくある出来事です。スマホならお店の注文機にダイレクトに接続できますが、ガラケーや高齢者用の携帯だとそうもいきません。写真を保存する、メモリーカードを取り出す、注文機で写真を選択する。ママパパ世代、孫世代ならなんてことない作業でも、とってもハードルが高いのです。
孫の顔がよくわからない……。画質の悪さにがっかり
おじいちゃんおばあちゃんを悩ませる問題がもうひとつ。「画質」です。小さな携帯の画面では鮮明に見えていた画像も、現像したら粗くなってしまうケースは多々あります。やっとのおもいで注文したのに、仕上がった写真をみて「孫の顔がよくわかない……」と肩を落とす姿にとても切なくなりました。画質は、写真店の技術やサービスではどうにもならないものです。それでも、どうにかならない? もっと大きく引きのばせない? と聞いてくる方がとても多く、大きく綺麗に写る孫の写真が欲しいという気持ちが大きいのだと実感しました。
写真プレゼントは、ハガキ・2Lサイズがおすすめ
おじいちゃんおばあちゃんは、1枚の写真を現像するためでも20分、30分と時間をかけながら一生懸命頑張っています。孫は目に入れても痛くないほど可愛い存在。生まれたときの感動や成長の過程を形に残したいと、携帯やカメラを片手に写真屋さんへ足を運んでいます。
簡単に写真画像を送れる時代ですが、たまには現像した写真を送ってみてはいかがでしょうか? 引きのばしを希望される方が多いので、ハガキ・2Lサイズでのお渡しがおすすめです。遠方だから渡しに行きにくいという方は、お手紙と一緒に郵送で。きっと喜んでくれますよ。
文・青山あこ