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中尾明慶:第4回 余裕を持って子育てしている友だちを見て『悔しい』と思った

ドラマ『奥様は、取り扱い注意』、映画『今夜、ロマンス劇場で』など、数多くのドラマや映画に出演されている、俳優・中尾明慶さんがママスタに登場です。現在は4歳の息子さんのパパです。

インタビュー4回目は、中尾さんが子育てで意識していることについてお話を伺っていきます。

中尾明慶

■パパになったとき、子育てに関して影響を受けた人はいますか?

地元の同級生には、僕より先に結婚して子どもがいる友だちが何人かいるんです。息子が生まれてからお互いの子どもを連れて会うようになったんですけど、父親になった友だちを見て「あいつが、こんなに上手にオムツ替えてるの?」とびっくりしたんです(笑)。

子どもが3人いる友だちは、一緒に公園に行ってもどっしりと構えてるんですよね。余裕を持って子育てしてる友だちを見ていたら、子どものころから知っているからこそ、なんかすごく悔しい気持ちになったのを覚えています。

「公園で遊ばせたら疲れるから、寝かせよう」とか言ってるのを見ると、子どもの数だけ父親も逞しくなっていくんだなと感じたりするんです。影響というか、経験することで親としても成長していくんだなと。

■そんな気づきもあって今、ご自身の子育てに関して、どのように感じていますか?

他の人の子育てって、なかなか見ることができないじゃないですか。だから、自分のやっていることが正しいのかわからないけど、子育てって日々勉強だとは思いますね。もちろん失敗もするし、逆に子どもに育てられてるなぁと思うこともたくさんあるんです。

■息子さんに育てられているなと感じることはどんなことですか?

教えられてることばかりな気がします。

たとえば、怒り方ひとつ取ってもそう。怒ったときの子どもの悲しい目を見ると、何とも言えない気持ちになりますよね。怒りたくて怒ったわけではないんだけど、自分の苛立ちをぶつけてしまったんじゃないかなと反省することもあります。

「こうしなさい」と頭ごなしに怒ったけど、それが結果的にあまりいい方向にいかないときもあったんですよね。「こうだから、こうしたほうがいいんじゃない?」と、ひとつひとつ丁寧に教えてあげるほうが、「○○しなさい!」というよりは理解してくれる。僕自身が思うことをちゃんと向き合って伝えることが大事なんだなと、そのときに気づかされました。

■丁寧に教えてあげたらお子さんが理解してくれたエピソードはありますか?

外食をしたときに、子どもが自分でご飯を食べたがらず、「食べさせて」と言ったことがあったんです。「今日は、ちゃんと自分で食べるまで帰らないよ。このご飯を作ってくれた人がいるんだよ。ちゃんと食べないと失礼だよ」と話したら、渋々だけど自分で食べ始めたんです。その姿もすごくかわいかったんですけど(笑)。

「自分で食べなさい」と怒るのではなく、きちんと伝えたことで子どもも「ご飯は誰かが作ってくれているものなんだ」ということを理解したんだと思います。それからは、仕方なく残すときは「申し訳ない」という気持ちを持つようになりました。そうやって成長していく姿に、僕が教えられていることはたくさんあります。

■同性の「男の子」という点で、特に意識していることはありますか?

ある程度は、自由にやらせてあげたいなとは思います。うちの子、おとなしいわけじゃないけど、滑り台でも後ろから来た子にどんどん順番を譲るんです。ずっと譲ってあげるから一向に滑れないんです(笑)。

それは性格だったりもするから一概に言えないけど、もっと自分を出していいのにと思うことはあります。でも勝負事になると悔しくて泣いたりもする。その辺のバランスをどう育てたらいいんだろうなと思っています。子どもに試練を乗り越えられる力をつけてもらいたいので、甘やかすのもよくないなと思うし……難しいですよね。

今は習い事を始めさせようかと考えているんです。武道とか体操とかが良いかなと思って、今いろいろ見学している最中です。
中尾明慶

■教えられることも多々あると思いますが、父親として、中尾さんが「これだけは親としてちゃんとしておきたい」と決めていることはなんですか?

父親である自分が間違ってるなと思ったときには、子どもに対してもちゃんと謝ることです。

こないだ、つい怒りすぎちゃったことがあったんです。息子がしたことは確かにいけないことだったんだけど、そのときの怒り方には自分のイライラだったり、疲れだったりがあって、それはすごく反省して謝りました。

子どもに謝ることを覚えさせようという意味ではなく、僕が間違えたときにはちゃんと謝るというのは意識していますね。


子育ての先輩である同級生に対して「悔しい」と思ったお話は、子どもと真剣に向き合う中尾さんらしいエピソードですね。次回も中尾さんの「パパ」としての表情に迫っていきます。お楽しみに。

(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)

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