「ちゃんとできてるよ」母乳育児に行き詰った私が救われた言葉 #あの人に今ありがとう
子育ては楽しいことばかりではありません。一生懸命に子どもと向き合っていると、解決策が分からず、もがき苦しんでしまうこともあるでしょう。
今回ご紹介するのは、母乳育児に対して焦りと不安で頭が一杯で、子どもの様子を見る余裕すらなかったママのお話です。
このママは病院の看護師さんからかけられた言葉で、とても励まされたそうです。
あなたは誰かに、心の支えとなるような言葉をかけてもらった経験がありますか？
「母乳育児」がうまくいかないと悩む新米ママ
『母乳育児推進の病院で第一子を出産した時の事です。
妊婦時代に、色んな所で母乳育児のメリットをさんざん聞かされてきた私は、すっかり完全母乳にこだわってしまっていました。
第一子、しかも新生児だからママも赤ちゃんもすぐには授乳がうまくいかなくて当たり前。なのにうまく飲ませてあげられず、量も足りないことに焦るばかりでした。
生まれて二日ほどでミルクと混合になりました。その時の私は「乳首の痛み」と「母乳育児がうまくいかない焦りと不安」で頭が一杯になってしまいました。
数日後の夜、病室を訪れた看護師さんがいつものように「ミルク作ってきましょうか？」と聞いてくれました。
ミルクを作ってもらう申し訳なさと、子どもにまたそれを飲ませてしまう事、ずっと混合で行くかもしれない不安を話すと、看護師さんは私の話をひとしきり聞いたあと、こう言ったのです。
「大丈夫、母乳を少しでも飲んでいるから、お母さんの免疫はちゃんと赤ちゃんに届いているよ。立派な母乳育児ができてるよ」
その言葉に、今までの不安と完全母乳への変なこだわりが消え、気持ちが軽くなっていくのを感じました。
５ヶ月ほどで完全母乳へ移行しましたが、子どもは元気一杯育っています。 第2子も同じ病院で産みましたが、おおらかな気持ちで過ごす事ができ、1ヶ月を過ぎた頃には完全母乳になりました。（30代後半 女性、加筆・修正の上掲載）』
貴重な体験談をお寄せいただき、ありがとうございました。
文・編集部
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