「2分の1成人式」はどんなイベント?子どもへの手紙にはどんなことを書けばいいの?
みなさんは「2分の1成人式」という行事をご存じですか?
「2分の1成人式」とは、成人の2分の1の年齢、つまり10歳を迎えたことを記念して行われるイベント。近年全国各地の小学校で、この「2分の1成人式」が行われているそうです。開催時期や規模などは各小学校によって異なりますが、式自体は子どもの成長を実感する機会となったり、普段言葉にできない「感謝の気持ち」などを親子で伝えあうプログラムが盛り込まれています。
「2分の1成人式」って何するの?
具体的に、「2分の1成人式」ってどんなことをするのでしょうか?
『学校によるし、その年にもよるけど、だいたいは参観日に「2分の1成人式」を迎えられた感謝を、親や周囲の人に伝えて、これからの夢について語る……みたいな感じかな』
『去年長男がやったけど、すごく感動したよ。
保護者から子どもにサプライズで手紙を渡したんだけど、殆どの子たちが泣いてて、その姿を見て保護者も泣いてーみたいな感じだった』
『ウチはまだ来年だけど、結構感動するし涙する人もいるって聞くよ。
親から子に手紙を書く、子どもは一人ずつ前に出て親への感謝の気持ちや将来の夢などを発表。生まれた年にあった出来事や小さい頃の写真のスライドショーがあるみたい』
『体育館に集まって歌ったり、フォークダンス踊ったり、将来の夢を発表して賞状もらったよ』
『うちの学校は、子どもが将来の夢を発表。全員で親への感謝の言葉。子どもからの歌。親からの歌。手紙の交換だった。
「2分の1成人式」のための歌まであるなんてびっくりしたわ』
多くの小学校では、子どもが将来の夢を発表したり親子で手紙の交換をしたりしているようですね。また「2分の1成人式」のための歌を発表したという学校も。懐かしい思い出の写真がスライドされたり、感動的な歌まで流れたりしたら……感極まってしまうかもしれませんね。
子どもへの手紙には、どんなことを書けばいい?
実際に「2分の1成人式」に参加されたママたちからは、こんな意見も寄せられていました。
『親から子へ、子から親への手紙があった。
子どもの手紙読んでジーンときちゃったけど、親はなんて書いたらいいか散々迷って書いたよ』
『あらためて子どもに手紙をかくなんて、なんて書いたらいいかわからない』
メールや電話でのやりとりが主流になった現代で、手紙を書く機会が減っている方は多いと思います。それを突然お子さんに向けての手紙を……と言われても、どんなことを書けばいいのか悩んでしまいますよね。みなさんは、いったいどんな想いを手紙にしたためたのでしょうか? 先輩ママさんの手紙の内容をご紹介します。
『生まれたときのこと、大変だったこと、成長したなぁと感じること、失敗を恐れずにどんどん挑戦していってね! みたいなことを書いた』
『生まれてきたときの祖父母や兄弟の反応。名前の由来。将来の夢へのエール。こんなこと書いた。文字にするって難しくて、何回も書きなおしたけど手紙ってやっぱいいよね』
『生まれたときからこれまでのことを振り返って、最後には「いつでも相談してね。ずっとあなたの味方だから。いつも側で応援してるよ」って内容で締めくくった』
普段は時間に追われた忙しい毎日。お子さんが小さかった頃を振り返る機会も少なくなっていることでしょう。「2分の1成人式」で手紙を書くとなれば、思い出の写真などを見返したり、当時のことを振り返ることもあるかと思います。子どもが幼い頃感じた素直な気持ちを思い返す良いきっかけにもなりますね。
お子さんへ向けた手紙には、未来へ羽ばたくお子さんへのエールの気持ちを込めて、無理にきれいにまとめようとしたり、かしこまったりせず、普段の言葉でお子さんに話しかけるように書いてみるのも良いかもしれませんよ。
一部の小学校では、家族の多様性やプライバシーなどを配慮して「2分の1成人式」自体を実施していないところもあるようです。一方で、周りに支えられながら生活していることを子どもたちに伝える目的で、開催している小学校もたくさんあります。
もしお子さんが通う小学校で「2分の1成人式」が開催されるとしたら、この機会にぜひ普段はなかなか言えない気持ちを伝え合い、「親子の絆」を再確認するきっかけにしたいですね。
文・赤石みお
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