これがわが家の「アップルパイ最終形態」 #時間と戦うママたちへ
息子はアップルパイが大好きです。
アップルパイの事を「あっぷっちー」と言うのですが、保育園でも家でも口癖かのようにあっぷっちーあっぷっちー言っています。
そもそも息子にアップルパイをあげたのは、果物を全く食べてくれないので、息子の大好きな生地(息子の大好物=小麦粉使ってるものなら何でも)でリンゴを包んでみたら良いのでは! と思ったところからでした。
休日に手作りのアップルパイ(手作りといっても生地は市販のものですが)をひとたびあげてみると、まぁ食べる食べる。
「あー良かったぁ!」と安心していたのは一瞬で、今度は手作りアップルパイを毎日のように作らねばらないと言う問題が発生。
5分でも予定がズレると大変な平日に、あっぷっちーが欲しくて泣きじゃくる息子。
果物は毎日与えたい。でも……アップルパイを平日に作るなんて無理! あぁ~! アップルパイやめりゃ良かった~、私のバカ~! と結局は良い案が思い付かず、ヒーヒー言いながら作る私。
「これはイカン……。生活に支障が出るど……楽な方向にシフトしなければ……」とニコニコとパイを食べる息子を見ながら、徐々に手を抜こうと決意しました。
「次に作るやつは、生地に黄身は塗らずに行こう」
やってみたら少し楽でした。
「次のは更に楽をして、バターでリンゴを煮込むの止めよう」
やってみたら更に楽でした。
「イイ感じ! 次のは更に更に楽をして、生地を使わずリンゴを煮て、シナモンシュガーかけるだけにしてみよう」←もはやパイではない。
これは流石にバレるかな~と思いましたが、大丈夫でした。隠れてガッツポーズ。
リンゴを少しだけ煮詰めて、シナモンシュガーをかけるだけ。
ここに「わが家のアップルパイ最終形態」が完成しました。
今日も息子はあっぷっちーとせがんで来ます。
私は「無理だよ! 忙しいんだから!」なんて言いません。
絵に出てくるような理想的な優しい声で「良いよ~作ろうね~あっぷっちー」と言って、アップルパイならぬ「りんご煮」を作ります。5分でできます。
手抜きして喜ばれるなら、手抜きしたいですよね!
さぁ全世界のママ!
手抜きしましょう! 生地無しでもアップルパイは作れます!
※ただし騙せる年齢限定です!
レッツトライ!
文、イラスト・めい