ももくろちゃんZもびっくり!?「MOVE 生きものになれる展」
生きものを”見る”のではなく、生きものそのものに”なれる”という斬新な企画展「MOVE 生きものになれる展」が11月29日(水)からスタートしています。
開催直前に開かれた説明会には、幼児向け知育番組『ぐーちょきぱーてぃー』(Hulu独占配信中)に出演している「ももくろちゃんZ」が「MOVE 生きものになれる展」応援団として登場しました。
体験展示が楽しくて「20代になってから、一番はしゃいだかも!」(おひさまかなこちゃん)
ゲストである「ももくろちゃんZ」は、探検隊風のかっこいい衣装に身を包んでの登場です。
『私たちの中には生きものを飼っているメンバーもいるし、空き時間にはみんなで生きものの動画を観たり。本当に動物が大好きなので、そんなところがイメージにぴったりだと、選んでいただけたのかなって思います』
と、応援団就任の理由を「れいにーれにちゃん」が語ります。
実際に”なれる”展示をひと足早く体験してきたそうで、
『めっちゃ楽しかった……。20代になってから、たぶん一番はしゃいだと思います(笑)』
と、「おひさまかなこちゃん」。
それぞれ、なってみたい生きものを発表することになり、
『ナマケモノです。行動がスローだったりでよく似ているといわれるので、いっそナマケモノになって一日中木にぶら下がっていたいです』(おひさまかなこちゃん)
『私はツルです。縁起がよいイメージなので長生きできそうだし、自分が酉(とり)年でもあるので縁があるかなと勝手に思ってます。空も飛んでみたい!』(れいにーれにちゃん)
『クマで〜す。寒くなってきたので、そろそろハチミツを持って冬眠したいです。あとシャケもたくさん食べたいです!』(ぽっぽーあーりん)
『イルカです。一度イルカと一緒に泳いだことがあるんですけど、すごく優雅で気持ちよさそうに泳いでいたので。ジャンプしたときの高さも経験してみたいです』(たんぽぽしおりん)
『クラゲです! 人間が持っていないものがある生きものになってみたいなと思って。クラゲは脳がなかったり、感情も持っていなさそうなのである意味ラクかなって思いました(笑)』(もしもしももかちゃん)
と、それぞれ個性的な回答が返ってきました。
実際にそんな生きものたちになることを、疑似体験できるのがこの企画展。
「ももくろちゃんZ」には、そのひとつである「鎧(よろい)をつけてダンゴムシになろう」用のダンゴムシスーツを着てもらいます。「まさかダンゴムシになれる日がくるなんて!」と大喜びのメンバーを、天敵であるアリ役になったメンバーたちが突っつきます。が、固い鎧には太刀打ちできず……。激しく攻撃していたアリ役の「ぽっぽーあーりん」も「やめよ! こいつら、ダメだ!」と、あきらめることに。
ダンゴムシになった「たんぽぽしおりん」は「安心感がすごい。こんな凶暴なアリがいたら、私も丸まりたいなって思います」と、その気持ちを身をもって実感したようです。
子どもたちの想像力を刺激する“種”がいっぱいの展示会
展覧会は「ワンダー・ジャングル」、「ミラクル・サバンナ」、「スモール・ガーデン」、「サバイバル・オーシャン」の4つのテーマゾーンで構成されています。自分がそこに暮らす生きものになって水の上を走ったり、護身術を実践したり。身体を動かしながら生きものに”なれる”ことで、見るだけだったときとはまったく違う視点の世界が広がります。
じつはもうひとつ特徴的なのが、これらがほとんどアナログの仕掛けということ。展覧会を発案・企画した講談社「動く図鑑 MOVE」編集長の森さんは、こういいます。
『今回は子どもたちの想像力を刺激するようなイベントにしたいと思いました。VRやプロジェクションマッピングなどの最新技術を使うこともおもしろいとは思いますが、映像が強制的に入ってくるのでは想像力が不要なこともある。今回のイベントにはあちこちに想像の種を仕込んであります。会場の雰囲気の中で思い切り想像力をふくらませれば南極が現れ、サバンナが現れる。想像力次第でひとりひとりまったく違う体験ができるのがおもしろいところかなと思います』
テーマゾーンのほかにも生きもののうんちやおならのニオイの違いを比べる展示や、生きものの求愛ダンスを習得する「ももくろちゃんZと!LOVEダンスゲーム」(『ぐーちょきぱーてぃー』とのコラボレーション)など、ユニークなコーナーが盛りだくさんです。会期は2018年春までと長いので、何度もリピートしたくなる子もいそうですよ。
会場:日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)
会期:2017年11月29日(水)〜2018年4月8日(日)
開館時間:10:00〜17:00(入場は閉館時間の30分前まで)
休館日:火曜日(12月26日、1月2日、3月20日、27日、4月3日は開館)