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小学校入学を機に働き方を変えたママたち #ママの働き方を考える


働くママにとって、子どもの小学校入学を“キッカケ”に、自分の仕事を続けるか迷いが出てくるママもいるかもしれません。

なぜなら、子どもが小さいという理由で時短勤務をしていたママも、子どもが小学校に上がると同時に会社で時短勤務が使えなくなる場合があります。それと同時に、放課後を過ごす学童保育では、保育園時代よりも預けられる時間が短いために、子どもが一人で過ごす時間ができてしまったりすることも。初めての学校生活で不安な子どものことも気がかり……そんな多くの理由から、フルタイムの仕事を続けることに迷いが出てくるママもいますよね。

ママスタコミュニティには、小学校入学を来年に控えたママが投稿。現在正社員として働いているけれど、仕事を辞めるべきか悩んでいるそうです。 今回は、正社員からパートに働き方を変えたという先輩ママの声をご紹介します。

小学校入学を機に、正社員からパートになりました


仕事を辞めるか辞めないか、働くママにはその2択しかないわけではありません。可能であれば、子どもが小さいうちだけ、正社員からパートなどに働き方を変えること選択したママもいました。

『私は辞めてパートになりました。
小学校は親が学校に出向くことが多くなったし、毎日の音読や宿題、放課後の友達との交流も大切だと思うから。小学生って手が離れる分、親の目ってすごく大事だと思う。
もちろん、遅くまで仕事してもちゃんと我が子と向き合える完璧なお母さんもたくさんいらっしゃいますが私は無理だったから』

『うちも今年小学生になった娘がいたため、17年間の正社員にピリオド打ち、思いきって9〜16時のパートに切り替えました。
収入は以前の半分以下になり少しキツイですが、今はそれでやりくりしようと!
パートになったことで、時間の余裕も多少できてイライラせず、ゆっくり子どもたちと向き合えるようになりました』

『私は子どもたちとの時間を優先して、上の子が小学生になってからパートにした。
生活水準は下がったけど、上の子が喜んでるからよかったと思ってる』

『入学を機に辞めてパートにしました。
確かに金銭的には貯金できる額が減ったけど……辞めてよかったです。
うちの学校は何かと親が学校に出向くことが多く、子どもも喜んでくれるし、学校から帰宅して友達と遊びにいったり習い事したり、子どもも嬉しそうです』

『社員ではなくパートにしてもらう。
パートになっても帰宅が早くなっても、長期の休み(夏休みなど)は学童に行ってもらう。子どものために社員からパートになることは考えても、退職っていう考えにはならない』

『娘の友達のママは逆に小学生に上がるタイミングで正社員に復帰したんだよね。6時まで学童で帰宅してご飯食べて、宿題が終わらず寝るのが10時になるって言ってた。
パートにして休み増やしてもらえたら一番ベストかな』

厚生労働省の平成28年国民生活基礎調査によると、18歳未満の子どものいる世帯は 1166万6千世帯*。そのうち「正規の職員・従業員」の仕事についているママは22%、「非正規の職員・従業員」の仕事についているママは36.3%というデータが出ています。働くママが増えているとはいえ、子どもがいながら正社員として働くには、まだまだ環境が整っていないのかもしれません。

生活のため、子どものため、自分のやりがいやキャリアのため……何が一番いい選択かはそれぞれのご家庭によります。このほかにもさまざまな選択をしたママの声を紹介していますので、いろいろな意見を参考にご家族で話し合ってみるといいかもしれませんね。

子どもの成長の節目に、働き方について考えるママたち。さまざまな働き方に柔軟に対応する企業が増え、ママだけでなくパパも多様な働き方を選択できるような社会に早くなるといいですね。

 

文・山内ウェンディ イラスト・んぎまむ

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