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関東で子育てしやすい第3位は東京、第2位栃木、第1位は……?

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今あなたの家族が暮らしている地域は、子育てしやすいですか? それともしにくいと感じている?

子ども服でおなじみの「ミキハウス」が、パパ&ママのリアルな目線から感じる「都道府県別・子育て満足度〜関東編〜」を発表しました。子育てに何を重視するかでも違ってくるでしょうが、「こんなところがいいな」というこだわりがあるなら要チェック! 「お隣のほうがよさそう……」なんて発見もあるかもしれませんよ?

どれも欠かしたくない、子育てに大切な8つのポイントを総合!

関東地方(1都6県)で1歳までの子どものいる家庭(「ミキハウス ベビークラブ」会員)を対象に、8項目に関する満足度を5段階(5点満点)で調査。各点数に換算した上で、平均値を出したものです。

評価ポイント

①子育て支援(例:子育て支援のための施設=保育所・幼稚園などが足りているか)
子育てしやすい自治体かどうかを比較するとき、まず思い浮かぶのがコレですよね。

②医療体制(例:頼りになる産婦人科・小児科が近所にあるか)
「次から次へと病気になる」なんてことも珍しくない赤ちゃん時代。気になります!

③遊び場(例:家族で出かけやすい施設などはあるか)
子どもにとってはもちろんですが、ママ自身の息抜きのためにもにぜひ近所にあってほしいもの。

④コミュニティ(例:地域の人々が子ども・子連れにやさしく接してくれるか)
近くに子育ての相談に乗ってくれるような人がいると、安心ですよね!

⑤教育(例:小さな子どもも通える教室・おけいこごとなどがあるか)
たしかに教育熱心な地域ほど、学歴が高くなる傾向があるのは否めないかも……。

⑥治安、安心・安全(例:住んでいる地域の治安に不安があるか)
誰だって安心できる場所に住みたいもの。外せない項目です!

⑦自然環境(例:自然豊かな地域に住んでいる実感があるか)
自然の豊かさは、心の豊かさに直結しているように思えます。

⑧金銭面(例:満足いく雇用がある、または他エリアの職場に通いやすいか)
これはパパママ次第ともいえそうですが、やけに物価の高い地域もたしかにあります。

これらを総合的にランキングしたのが、この結果です!
第1位は群馬県、僅差で栃木県が続きました。とはいえ総合平均点はどの都県でも3点以上。つまりどこにいても「子育てするのに、それほど悪くはない」と感じているといえそうです。

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自治体には感謝も、不満も。子育てしたくなるのは、どの地域?

関東地方のお住いのみなさん、ご自身が住む地域のランキングに納得できましたか?
では、それぞれの都県の満足度の中身を見てみましょう。

・第1位 群馬県
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「子どもの人数が増えるごとに、出産手当金が増額していくのはうれしい。また妊娠を望む女性、その家族は風疹の予防接種が無料でできることもうれしい。チャイルドシートが自治体から無料で借りられるので、2台目の車に設置するにはよさそう」(29歳女性)
「事故が少ない。警察のパトロールもよく見かけるので治安もいい」(30歳女性)

最近増えてきた「中学生以下の子どもの医療費無料化」を全国に先駆けて(平成21年より)取り組むなど、社会全体で子育てをサポートする意識が高いのが群馬県です。保育所などの待機児童が非常に少ない(平成29年4月1日現在2人)のは、昔から養蚕などで働く女性が多く保育所や幼稚園などの施設が整備されているためだそう。

・第2位 栃木県
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「かかりつけ医に登録する制度があるため、かかりつけ医に気軽に相談しやすい」 (32歳女性)
「古い街であるためか高齢の方が多く、子育てに理解がある。あいさつや声がけをしてくれたり、一緒に遊んでくれる子どもたちもたくさんいる」 (31歳女性)

・第3位 東京都
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「赤ちゃんからはじめられる習いごとがたくさんある。有名私大が近所になり、アカデミックな雰囲気もある。教育熱心な方が多く、早くから受験を念頭に入れて準備している方も多いと聞く」(41歳女性)
「木のある公園はあるが、田舎で育った私からすると自然とはほど遠い。歩きタバコやブロック塀で止まってタバコを吸う人も多く、空気が悪い」(35歳女性)

・第4位 神奈川県
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「大型ショッピングモールができ、その中に子どもが遊べるスペースが充実している。また近所に大きい公園もあり、子連れが多く安心」(29歳女性)
「保育園が激戦……。妊婦補助券金額が低い。自己負担が出る。医療の公費を中学生までにしてほしい」(30歳女性)

・第5位 埼玉県
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「幼児からでも通えるスイミングや体を使って遊ぶ教室もたくさんある。保育園や幼稚園でも英語や体操などを教えてくれ、最近では小学校からパソコンも習うそうです」(30歳女性)
「子育て相談は市の保健センターですることができるが、不便な場所にある。地域には声をかけてくれる人も多いが、そのぶん勧誘のようなものも多い」(37歳女性)

・第6位 千葉県
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「職場は都内だが、交通の便はいい。物価も都内に比べると安く、生活しやすい」(32歳女性)
「危険な運転をしている自動車や自転車が多いと感じる」(20歳女性)

・第7位 茨城県
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「森や山が近く、のびのびと子育てができそう」(27歳女性)
「産婦人科が少ない。妊娠のかなり初期に分娩予約をしないと予約が取れない病院もある」(33歳女性)

同じ地域とはいえ都県庁所在地の近所と農村部では、また状況が大きく違うと思います。それぞれの地域に暮らしているママの声に共感できる部分がある一方、反論したくなってしまう方もいるかもしれませんね。
とはいえ子育てしやすさの、ひとつの目安となるのはたしかです。「こんなところで育てたい!」と何かひとつこだわりのある家庭は、ぜひお引っ越しの際の参考にしてください。

【ミキハウス「2017年都道府県別パパ・ママ目線による子育て満足度調査~関東編~」調査概要】

調査期間:2017年6月23日(金)~7月1日(土) ※会員向けインターネット調査
調査対象者:「ミキハウス ベビークラブ」会員のうち、1歳までのお子さんのいる方
有効回答数:1865サンプル (男性:36人、女性1829人 20代~40代、茨城56人、栃木59人、群馬58人、埼玉308人、千葉241人、東京709人、神奈川43人)

文・鈴木麻子

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