東京は出産費用がめちゃ高い!〇〇万円も差があるの……!?
はじまりは出産を控えたママ友のひとことから。
「東京って出産費用、めちゃ高くない?」
東京以外で出産をしたことのなかった筆者にとっては「え? そうなの?」とビックリ。でも、他県からきたママたちにとっては、東京の出産費用の高さにもっと驚いたそうです。「出産費用って出産育児一時金内で収まるものじゃないの?」の質問。果たして本当なのか……あまりに気になったので、調べてみました。その結果やいかに?
これが当たり前? 東京での出産費用は平均61万円
出産費用のデータについては、公益社団法人 国民健康保険中央会が取りまとめた統計情報があります。都道府県別に算出されている正常分娩分の平均的な出産費用の平均値(平成27年度)を比べてみました。
そのデータによると、東京都の出産費用は609,189円(約61万円)になるそうです。そこから出産育児一時金の42万(産科医療補償制度加入の場合)を差し引くわけですから、実費分としては約20万円となります。
確かに筆者も、合計70万円弱だった出産費用。特別高級な病院ではなく、家の近くの周産期センター、しかも大部屋。30万円弱を自己負担し、それが当たり前だと思っていました。むしろ周りは100万円を超す人が多かったので、安い方かも? なんて考えてもいました。ママスタコミュニティからもこんなリアルな声が……
『都内の大学病院ですが、75万円ぐらい。通院を入れると90万円ぐらいでした。個室ですが、食事は病院食』
『個室なら普通じゃないかな。私は東京郊外で出産したけど、大部屋で出産して80万円だったよ。通院とか込み込みだと100万円はかかりました』
『私は、110万円』
『東京は100万円くらいって聞いたんだけど普通じゃないの?』
もちろん東京といってもいろいろな産院がありますし、こんなに高い産院ばかりではないと思います。しかし、都心では出産費用がかさみ、そして筆者がそれを当たり前として受け入れていたことにはじめて気づきました。
正常分娩は原則として健康保険がきかない自由診療であり、出産費用は病院によって違います。物価の高い東京は、出産費用もお高かったのですね……(涙)。
一番良心的なのは、鳥取県
出産費用の平均額が一番安かったのは、鳥取県の394,087円(約39万円)です。東京に比べると、その差は約22万円……! 旅行に行けてしまいます。北海道や中国・四国、九州では、平均的にリーズナブルな出産費用。ママスタコミュニティからもこんな声が……
『福岡。完全個室トイレ付き、ご飯は豪華、おまけに桶谷式だから母乳に力を入れてた。自己負担は2万円くらいだった』
『うちは田舎なので、日曜出産、料理は毎回豪華、退院する日はフランス料理屋さんに招待、などいろいろあったけど10万円戻ってきました』
『田舎もんで失礼します。
個室で料理も美味しかったけど、自費ゼロでした。通院も初診から1万円も使ってない。都会ってホテルみたいな産院で産むの?? すごいなぁ』
やっぱり、ママ友の言っていたことは本当でした。地域によって異なってくるとは思いますが、出産育児一時金内で収まるなんて、素晴らしい! しかもお釣りがきちゃうなんて、羨ましい! 出産費用ひとつをとっても、こんなに地域差があるなんて興味深いですね。
今は産院にもそれぞれのカラーがあり、ママが病院を選べる時代でもあります。費用の差はありますが『赤ちゃんが元気に生まれてくる』ための産院であることには変わりありません。赤ちゃんを授かるすべてのママたちへ、どうか安心してお産が迎えられますように祈っています。
参考:公益社団法人 国民健康保険中央会「出産費用 平成27年度」
※都道府県別平均値、中央値(様式5)(PDF)を参考にしました
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