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豊田エリー:第1回 娘と遊ぶときは、全力で。私も子どもみたいになっています

いつもハッピーなオーラをまとっているような、豊田エリーさん。その笑顔はまわりにいる人までやさしい気持ちにさせてくれるようですよね。20代でありながら小学生の娘さんのママ、そして旦那さまの柳楽優弥さんとのオシドリ夫婦ぶりでも知られています。

今回から全8回に渡って、そんな豊田さんのインタビューをお届けします。エッジの効いた演技で独自の存在感を放つ柳楽さんの、意外なパパの顔が明かされるかも……?

小さなころはどんなお子さんだったんですか?

豊田エリー

すごく活発でした。東京育ちなんですけど、家の近くには自然も残っていて。ザリガニを取ったり、カモの赤ちゃんが産まれる季節になると見に行ったり。自然が好きな子でした。

どちらかといえば男の子と遊んでいるほうがラクでしたね。兄がいるので、一緒に遊んでいるうちにそうなったのかもしれない。「冒険だーっ!」って駆け回ったり、自転車で遠出したり。エネルギーがあり余っていたんですよ。

ちゃんと遊んでくれるお兄さんだったんですね

いや、自転車でもお兄ちゃんは全然スピードを緩めないので、必死でついて行っていました。途中で見失って置いていかれちゃったことも、けっこうあります。鍛えられました(笑)。

ただ、いつのまにかインドア派になっちゃいましたね。中学校まではテニス部に入ってエネルギーを発散していたんですけど、途中からこのお仕事をはじめて部活も行けなくなってしまって。お仕事に集中したいなと思って高校を選んだこともあり、運動をだんだんしなくなってきちゃったので。

やんちゃなお子さん時代は、どんなふうに育てられたんですか?

いろんなところに遊びに連れて行ってもらっていました。夏はキャンプ。テントを張ってバーバキューして、夜は寝袋で寝るような。海にもよく行きましたね。8月とかに行くとすでに台風シーズンなので、海がちょっと荒れていたりするんですよ。でも、気にせず入ってました(笑)。今考えると、本当に危ないんですけどね。海に入って岩場で擦り傷を作っても平気でまた入る、みたいな……。沖に島があるようなビーチだと、島に渡っているあいだにまた海が荒れて戻れなくなるんですよ。救出船が来るので、それに乗って帰ったり。

私、ライフセーバーに救出されたこともあるんですよ。海でちょっと足がつかないところまで行っちゃって、犬かきでワタワタしていたら気づいてもらえて。そのあとは海の家みたいなところで「昨日は何時に寝ましたか?」「今朝は何か食べましたか?」とか全部チェックされました。暴れん坊だったんです、私(笑)。
冬はスキーですね。そのときもいっぱい転んで、傷だらけになっても滑っていました。

ワイルドですね! そんなエリーさんを見て、ご両親は何か?

「ははははは!」みたいな感じです(笑)。今考えるとアレ?ですけど、「大丈夫だろう」って思っていたんだと思いますね。私なんて今、自分の子どもには「気をつけて、気をつけて」ばかり言ってます。昔は本当に怖い思いをしたので、うちの親とは真逆になりました。

でもそんなふうにあちこち連れて行ってあげることは、私もやってあげたいなと思っています。キャンプはまだできていないけど、旅行にはけっこう連れて行くようにしていますね。やっぱり子ども時代の旅行の思い出って、大人になっても残るものなので。

当時の経験で、今エリーさんの子育てにも影響していることってありますか?

うちは父親が、子どもと一緒になって遊んでくれるような人だったんですよ。それがうれしかったので、私も子供だけ遊ばせるんじゃなくて、自分も一緒に!というのを心がけています。ただ室内遊技場にあるようなボールプールとかトランポリンとか、やっているうちに自分のほうが楽しくなっちゃうんですよ。昔の血が騒ぎ出すというか(笑)。子どもをトランポリンの上に寝かせて、横で私が跳ねて浮かび上がらせたりとか。一緒に遊ぶと、お互い楽しいし、それは父親の影響かなって思います。基本はこっちも全力で遊びますね。

公園に行くと私も遊具で遊んだりとか。最初は「はぁぁ~、公園か。行くの面倒くさいな」みたいな気分だったとしても、いざ行くと楽しくなっちゃう。タコあげとかも、楽しいですよね。うまくあげられるとうれしいから、本気で走ります。
豊田エリー

本気で遊んでいるパパは時々見かけますけど、ママはあんまりいないかも(笑)

そうかもしれない! 娘とそのうちタコの取り合いみたいになってきちゃって……。「次は私!」みたいに、私も子どもみたいになっています(笑)。


今のエリーさんの柔らかい雰囲気からは想像もつかないような、やんちゃな少女時代ですよね。本気で遊んでくれるママ、素敵です! さて次回は旦那さまとのお話をうかがいます。旦那さまより1つ年上のエリーさんが結婚したのは、21歳のとき。若い結婚に不安はなかったのでしょうか?

 

取材、文・鈴木麻子 撮影・泉三郎

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