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<家事を減らすコツ>「負担を半々」の家事分担は逆に揉める…「なんで私ばっかり」を終わらせるには

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家事をどう分担するのかは、多くの夫婦を悩ませる問題ではないでしょうか。夫がソファでくつろいでいる横で、食器を片づけ、洗濯物を畳み、明日の学校の準備をする。そんな状況が続けば、「どうして私ばっかり家事をしなきゃいけないの?」とイライラしてしまうのも当然です。そこで今回は夫婦コンサルタントの山本久美子さんに、夫婦の家事分担や共働き夫婦のコミュニケーションのコツについて聞きました。

家事分担は「負担を半々」にすることではない

「料理は私、洗濯は夫」、「平日の家事は妻、休日は夫」など、夫婦で家事分担を決めている家庭もあるでしょう。しかし山本さんは、必ずしも家事の負担を50:50にすることがゴールではないと話します。
大切なのは、「自分たちはどんな家庭にしたいのか」という夫婦共通の基準を持つことなのだそう。

たとえば家庭によっては「夫のほうが稼いでいるから、妻が家事を多くするべき」という考え方もあるでしょう。しかし出産や育休、転職などによって、収入や家事に使える時間は変化しますし、そのたびに家事分担を変えるのは非効率。

大切なことは夫婦が”ワンチーム”となって、そのときどきの状況に応じて役割を調整していくことだと山本さんは話します。

家電を買う前に、夫婦の価値観を擦り合わせる

また、家事の負担を減らすために食洗機やロボット掃除機などを購入しようと考えている家庭もあるでしょう。しかし「食洗機に食器を入れるのはママ」「夫は掃除機の使い方すら知らない」というように、家電を使うのが誰かひとりに集中すれば、夫婦間のモヤモヤは解消されません。

家電を導入するときには、買う前からお互いの考えをすり合わせることが大切。なぜこの家電を買いたいのか、どう使うのか、日々のお手入れはどうするのか。そして誰が何をするのか。最初に夫婦で共有しておきましょう。「誰かが楽をしたいから買う」ではなく、「これを使えば夫婦2人とも家事が減って、家族でこんな時間を作れる」と、導入する目的まで共有してみることがポイントです。

まずは夫婦で“雑談タイム”を作ろう

家事や育児に追われる毎日、夫婦の会話は「明日何時に帰る?」、「保育園のお迎えお願い」、「牛乳買ってきて」といった業務連絡ばかりになりがちです。便利家電の導入で、せっかく夫婦の時間が確保できても、業務連絡だけの会話になってしまうのはもったいないと山本さんは言います。

『夫婦の時間が取れたら、まず大切にしてほしいのが雑談です。「最近これにハマってるんだよね」、「今日仕事でこんなことがあってさ」と、何気ない雑談をする。普段から仕事のことや最近考えていること、楽しかったことなどを話していれば、お互いが今どんな状況にいて、何を感じているのかも自然と見えてきます』(山本さん)

夫婦で話し合いをしたいと思ったとき、不満がたまってから、突然「もっと家事をやってよ」と切り出しても、相手は身構えてしまいます。しかし普段からコミュニケーションがあれば、不満を溜め込みすぎることなく、相手に要望を伝えることができるのではないでしょうか。

夫婦の絆を強くする3ステップ

では実際に家事や育児について話し合いたいとき、どのように切り出せばいいのでしょうか。

ステップ1:まずは相手の話を聞く

不満がたまっていれば、つい自分の気持ちを真っ先に伝えたくなるものです。しかし山本さんがおすすめするのは自分の不満をぶつける前に、まずは相手の話を聞くこと。夫婦関係を改善したい、相手に何かを伝えたいと考えているほうが、最初に頑張らなくてはいけないポイントだそうです。

「今、何が一番大変?」、「最近の生活、どう感じている?」、「家のことで困っていることはある?」など、まず相手が今どんな状況にいて、何を負担に感じているのかを聞いてみる。人は誰でも「自分の話を聞いてもらえた」と感じれば、相手の話も受け止めやすくなるからです。

ステップ2:「私は」どう思っているかを伝える

そのうえで「察してほしい」と相手に期待するのではなく、自分の気持ちもしっかり言葉にすること。「普通はこれくらいやるでしょ」、「他の家庭はこうやっている」ではなく、「私はここが大変」、「こうしてもらえると助かる」と、自分を主語にして具体的に言葉で伝えていく。大切なのは意見がぶつからないことではありません。夫婦で違いがあったときにも、お互いの意見を認め合って、建設的に話し合っていけたらいいですね。

ステップ3:夫婦2人の目指す暮らしは?

さらに「自分たちはどんな家庭にしたいのか」を話してみることも大事だと山本さんは語ります。子どもを21時までには寝かせたい、子どもが寝た後に2人でゆっくり話したい、休日は家事に追われず、家族で出かけたい。夫婦で目指したい暮らしや大事にしたいことを共有できれば、家事分担もどちらが多くやるかという競争ではなくなります。目指したい生活を実現するために、2人でどう力を合わせるかという話に変わっていくでしょう。

夫婦のコミュニケーションは、まずは何でもない日の雑談から。普段からお互いのことを知り、必要なときには相手の話を聞き、自分の気持ちも言葉にする。そんな小さな積み重ねが、夫婦で家事や育児を一緒に担っていく土台になるのかもしれません。

文・AKI 編集・Natsu イラスト・善哉あん

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