`
【特別インタビュー】Robloxが広げる子どもの可能性。英語やプログラミングを学ぶ入り口に | ママスタセレクト

いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

【特別インタビュー】Robloxが広げる子どもの可能性。英語やプログラミングを学ぶ入り口に

IMG_6306
ゲームを楽しみながら英語に触れたり、自分でゲームを作る中でプログラミングやデザインを学んだり。Roblox(ロブロックス)には、子どもたちの「好き」が自然と学びにつながる環境があります。

今回は、ロブロックス上級副社長兼チーフ・デザイン・オフィサーの加藤匡嗣さんにママスタセレクト編集部が独占インタビュー。世界中の人との交流やゲーム作りを通して、子どもたちの可能性がどのように広がるのかを伺いました。

競い合うより教え合う。ロブロックスに根付くクリエイター文化

──ロブロックスでは、クリエイター同士が学び合う文化があるそうですね。

加藤匡嗣さん(以下、加藤さん):クリエイター同士でサポートし合いながら学べる環境が、とても整っています。僕がロブロックスですごく好きなのは、コミュニティの人たちが競うのではなく、助け合うことなんです。わからないことがあれば相談して、一緒に解決する。クリエイター向けに開発を支援するためのメンターシッププログラムなども提供していますが、コミュニティで互いに知識を共有し、サポートし合うのがとても大きいようですね。

── どうして、そのような学び合う文化が生まれたのでしょうか?
IMG_6327
加藤さん:ロブロックスは、誰でもゲームを作って公開できるプラットフォームなんです。それぞれが自分の作りたいものを作り、ユーザーの反応を見ながら育てていく。だから、「自分だけが成功すればいい」ではなく、「ロブロックス全体が良くなればいい」という考え方が自然とあるんです。

僕もクリエイターの皆さんと直接話をする機会があり、率直な意見を聞かせてもらっています。その声を受けて「もっと良くするにはどうすればいいか」を考え、サービス作りに生かしていますね。そんな文化がロブロックスには根付いています。

世界中の若手クリエイターが集まる「RDC」とは?

── 実際に「ロブロックスらしい学び」を実感した出来事はありますか?

加藤さん:毎年アメリカで開かれる「RDC」(Roblox Developers Conference)というロブロックスクリエイターのイベントでは、世界中の開発者が一堂に介して、熱心に話し合っているんです。初めて参加したときは本当に感動しました。

ゲームで遊んでいた子どもが、ゲームを作り始める。プログラミングやビジネスを学んで、世界へ挑戦していく。みんなで学びながら成長してきた結果、トップクリエイターとなり、大きな収益を上げている人もいます。

「売れないゲーム?」が世界的大ヒットに。ロブロックスだから生まれる発想

──ロブロックスは、ゲームをプレイするだけではなく自分自身で作ることもできますが、具体的にはどんなゲームが作られているのでしょうか?
IMG_6312
加藤さん:本当にいろいろあります。最近、世界的に大ヒットしたのは、1つのゲームにおける同時接続プレイヤー数のギネス世界記録を塗り替えた『Grow a Garden』という庭作りゲームでした。「売れるゲーム」を出発点にしていたら、たぶん誰も作らないゲームですよね。

僕らが子どもの頃は、ゲームといえばRPGやシューティングでした。でもロブロックスのクリエイターたちは「お金を稼ぎたい」からではなく、「これを作ってみたい」という気持ちから始めるんですね。だから、「次に何が流行ると思いますか」と聞かれても、たぶん僕の予想は当たりません(笑)。

ゲームが英語の先生に。遊びから始まる言葉の学び

── ロブロックスでは世界中の人と遊べますが、言葉の壁はどう乗り越えているのでしょうか?

加藤さん:ロブロックスにはチャットを自動で翻訳する機能があります。また、それをオフにして、あえて英語でコミュニケーションを楽しんでいる子どもたちもいますよ。

僕自身も、英単語は『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』でたくさん覚えました(笑)。ゲームを通して言葉を覚えることって、意外と多いんですよね。世界中の人と交流できる環境なので、新しい言語に触れるきっかけにもなると思います。

── ロブロックスなどのゲームをきっかけに英語を覚え、今ではゲームをしながら英語を教えている子もいます。こうした学び方をどう思いますか?

加藤さん:とてもいいと思いますよ。もしかしたら、一緒に英語を学んでいる子ども同士が、「今度はゲームも作ってみよう」となるかもしれない。それもすごくおもしろいですよね。親御さんも一緒に関わりながら、いろいろ話をしていけたらいいのかなと思います。

サッカーでも、ゲームでも。人とつながるきっかけは何でもいい

──ゲームが、人と人をつなぐきっかけになるんですね。
IMG_6316
加藤さん:そう思います。僕は高校時代に留学したのですが、当時は英語がほとんど話せませんでした。でも、時間だけはたくさんあったので、ずっと絵を描いていたんです。それが今のデザインの仕事につながりました。

一方で、友達ができたきっかけはサッカーでした。言葉が通じなくても、一緒にプレーすれば自然と仲良くなれたんですよね。だから、人とつながるきっかけは何でもいいと思うんです。

ロブロックスの中でも、一緒にゲームをしたり、コンサートに参加したことをきっかけに仲良くなることがあります。大事なのは、安全な環境の中で人とつながれること。ロブロックスが、そんな出会いや挑戦のきっかけになれたら、それ以上にうれしいことはありません。

(編集後記)
ゲームを通して英語に触れたり、ゲーム作りからプログラミングや3Dデザインに興味を持ったり。「勉強しなさい」と言われて始めるのではなく、「好きだからもっと知りたい」という気持ちが学びにつながる……そんな子どもたちの姿が印象的でした。

親がゲームのすべてを理解できなくても、子どもが夢中になっている世界を少しだけのぞいてみることで、新しい一面や可能性に気づけるかもしれません。

取材・文、長瀬由利子 編集・撮影、編集部

広告

👀✨ もう読んだ?最新連載

人気連載をイッキ読み!

関連記事

子どものRoblox、「禁止!」の前に。一緒に遊んで見つける学びのヒント
最近、子どもたちの間でよく耳にする「Roblox(ロブロックス)」。名前は知っているけれど、「実際のところどんなものなの?」と思っている保護者も多いのではないでしょうか。 ロブロックスはゲー...
謎解きクリエイター・松丸亮吾さんインタビュー!「考えることが好き」になるために親ができることは?
第1回から読む。 前回からの続き。人気謎解きクリエイターとして、多くのメディアやイベントで活躍されている松丸亮吾さん。今回親子で夢中になれるおすすめ施設として紹介した「レゴランド®・ディスカバリ...
【ユニクロ×産婦人科医・高尾美穂先生】「思春期のブラはいつから?」相談相手にAIを活用する子も
小学校高学年頃になると、胸のふくらみや生理など、女の子の体にはさまざまな変化が起こります。そんなとき「思春期の娘に、胸の変化や生理のことなど、体のことをどう伝えたらいい?」と、悩むママも多いのかも...