<子どもだけの1日>のっぴきならない急用で親が家を留守にする。昼夜の食事代はいくら置いていく?

急な用事で家を空けなければならないとき、子どもたちの食事をどうするかは悩ましい問題ではないでしょうか。とくに中高生ともなれば、ある程度は自分でできる一方で、ママとしての配慮や判断も問われる場面です。
『急な用事で、お昼前から夜まで外出することになりました。昼食も夕食も準備ができません。長男高2、長女中3。ふたり分の昼食と夕食にいくら置いて出かけますか?』
この問いかけに対して寄せられたコメントからは、家庭ごとの価値観や子どもへの考え方の違いが浮かび上がってきました。
1万円未満の現金を置いておくという選択
まずは、一定額のお金を置いていくという意見です。「5,000円」「1万円かな」「昼3,000円、夜3,000円で1万円置く」といった声があり、相場としては5,000円から1万円程度が目安のようです。
『学生だし行動範囲も限られているから、5,000円で足りそう』
『出前でも外食でもできる額として3,000円』
と、子どもの年齢や生活圏を踏まえて金額を決めている様子がうかがえます。少し多めに渡している家庭では、「レシートとおつりは必ず返してもらう」という管理重視の声もあれば、「留守番の駄賃として自由に使っていい」という柔軟な考え方もあり、同じ“お金を置く”という行動でも、その意図はさまざまです。
食事や食材を準備しておく
一方で、「お金は置かない」という意見も少なくありませんでした。
『家にあるカップ麺や冷凍食品で十分。お米だけ炊いておく』
『レトルトやパスタを用意しておく』
『サラダとトマトはあるし、納豆もある、インスタントスープも各種あるし、冷凍揚げ物もある。お昼のお弁当なら、おにぎらずをパッと作る』
こうした家庭では、外で買わなくても、家にあるもので済ませられると考えているようです。
『高2と中3なら自分で作れる』
『お小遣いもあるし、自分たちでなんとかする。あとでレシートを見てお金を返してあげたらいい』
と、子どもの自立を尊重する声も見られました。実際に「高校生の娘が弟の分まで作っていた」というエピソードもありました。家庭によっては、子どもたちの判断に任せているようです。
お金と食材の両方を用意する
お金と食材の両方を用意するママもいました。
『昼は家にあるもので、夜はひとり1,000円ずつ。コンビニかファストフードで。作りたい料理があったら、好きに作っていいとも伝える』
『合計5,000円くらい置いて、家のものを食べても買ってもいいようにする』
この方法は、ムダな出費を抑えつつ、子どもの選択肢も確保できそうです。
『たぶんお金は使わないで、結局家のものを食べる』
子どもが外出したがらないという声は少なくありませんでした。学校で疲れているのでしょうね。「念のためにお金を置いておく」は安心材料としての意味合いもあるようです。
デリバリーや送金で柔軟に対応
現金を置かず、ママがスマホ決済で対応する家庭もあります。
『出先からデリバリーを頼んで、支払いはカード』
『昼は家にあるレトルトのパスタやカップ麺、夜はふたりで食べに行ってと伝えて、店が決まったら決済アプリに送金』
この方法は、子どもの行動を把握しながら対応できるかもしれません。また現金ではなくキャッシュレス決済を活用することで、より柔軟な対応が可能になっているようです。
『夜は遅くなるから外出させたくない』
『近くに店はないし、部活後だと暗いからひとりで出かけさせたくない。学校帰りの高校生に買ってきてもらい、あとで精算する』
といった安全面への配慮も理由のひとつです。
子どもとの駆け引き
お金の渡し方ひとつにも親子の関係性が表れることがあるようです。
『1万円を置いて「余った分はお小遣いにしていいよ」と言えば、最低限(もしかしたら0円)しか使わないよね』
『「自宅にあるもので済ますから、お金はいらない」と言われる。でも急に外出しなくちゃならないときは、「使わないなら財布に入れておいて!」と5,000円をムリやりもたせる』
こうしたやり取りには、子どもの性格や家庭のルールが反映されているのではないでしょうか。
『ひとり3,000円ずつ。2食をなんとか浮かせて小遣いにするもよし』
金銭感覚を学ぶ機会として捉えている様子もうかがえました。また、急な外出が続く家庭では、
『非常用に1万円を置いている』
『千円札を20枚、常に家に置いてある』
といった備えをしているケースもあり、日頃から非常時の準備をしているのでしょう。中高生という年齢は、まだ完全に大人ではないものの、ある程度の判断や行動ができる時期です。だからこそ、「どこまで任せるか」「どこまで親が関わるか」は、それぞれの家庭の価値観や子どもの性格によって変わってくるのでしょう。
子どもが困らぬよう
お金を置くか、食事を準備するか、それとも両方か……選択はさまざまですが、共通しているのは「子どもを思う気持ち」でした。それぞれのお子さんに合ったやり方を見つけていくことが大切なのかもしれません。今回の声をヒントに、いざというときの備えや親子の関わり方を、あらためて考えてみてはいかがでしょうか。
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文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・松本うち
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