<数=愛情?>習い事は多いほどいい?少なくてもわが子に向くものを見つけるには…

お子さんはどんな習い事をしていますか? 住んでいる地域や家計の余裕にもよりますが、ひとつも習わせていない家庭があれば、複数を掛け持ちさせている家庭もあります。今回ママスタコミュニティで見つけたのは、習い事にまつわる投稿です。
周りと比べてしまい、焦る。わが子に向く習い事を見つけてあげたい
『周りがたくさんやらせていると、わが子にもあれこれやらせたくなるよね。常に周りと比べてしまって、焦る……』
さまざまなコメントが集まりました。
『まったく焦らない。自分は自分だと思えなければ、生きていくのが辛くなるよ』
よそはよそ、うちはうち。もちろんそれが大前提ではあるのですが……。
『焦るよね。子どもによりよい環境を用意したいけれど、何がベストかはわからない。みんな手探り』
周りと比べても意味はないとわかっていても、投稿者さんのように周囲の環境からつい焦らされてしまうこともあります。
子どもに習い事をさせるとしたら、早くて3歳くらいからでしょうか。小学校高学年になれば受験勉強に集中する子が出てきたり、中学生になれば部活やテスト勉強もあったりと多忙になる。そう考えると子どもの習い事の適齢期間は、長くても10年。その間にできるだけたくさんの経験をさせてあげたいと考える家庭は多いでしょう。
『「週5で打ち込んでいます!」みたいな話を聞くと、私も焦る。そんなにフィットする習い事、わが子には見つけてあげられていない』
この方のお子さんは広く浅くのタイプで、とくに熱中できている習い事がないのだそう。「楽しそうだからいいかと最近は割り切っているけど、本当なら一生の強みになるような何かと出合わせてあげたい」といいます。
すべては本人のやる気次第。多すぎる習い事には弊害も?
わが子が「これ!」と夢中になれる習い事。選択肢は多いほうが、出合いが増えるのはたしかです。たくさんの習い事をさせている家庭には、そうした理由もあるのでしょう。
『子どもの同級生。週8で習い事をしているのに、先日わが子の「習い事先を教えてほしい」と言われた。2〜3ヶ月通って、すぐやめる親子なんだけど』
なかなか「これ!」を見つけられない子が、こうして習い事を転々としているのでしょうか。選択肢が多いのはいいことですが、やるべきことが多いためひとつに向き合う余裕がないのかもしれません。毎日の習い事をこなすのに精いっぱいで、そのおもしろさに出合う前に見切りをつけている可能性もあります。
『「あれもこれもやりたい。楽しい」と言える、好奇心旺盛な子ならいいよね。でも、親主導で詰め込まれている子もいる。知り合いの子たちは次第に暗くなり、高学年になる頃には挨拶もしなくなった』
他にも「週6で習い事をしていた子を知っているけど、いつも疲れた顔をしていた」といったコメントもありました。とくに幼い頃は体力にも限りがあり、やることが多すぎるあまり脳が疲れてしまう心配もあります。本人はやめたいのに、「ママには言わないで」とお友達に口止めしている子の話もありました。親の期待に応えようと、無理をする子もいるようです。
一方で「週6、うち1日はふたつの習い事を掛け持ちしている子を知っているけど、楽しそう」という声もあります。結局やる気があるか、楽しめるかは本人次第。たくさんの習い事も本人の希望でやっているのなら、しっかり身になるのでしょう。
『たくさんやりたい子は、それでいいのでは。それだけ親がお金も時間もかけられて、子どももついていけるのだろうし』
親が習い事にかけられる費用、さらに送迎などにかけられる時間的な余裕も必須です。「魅力的な習い事は多いけど、金銭面と親の送迎キャパがあるからね」という声も。習い事によっては自宅で練習しなくてはいけないものもあり、親のフォローはマストです。
まずはじっくり観察。わが子だけの「これ!」を見つけよう
費用と送迎にかけられる余裕は、当然ながらそれぞれの家庭で違います。今回寄せられたコメントでは比較的多かったのは、2種類の習い事をしている子の話。多い子では4種類という報告もありました。
では、そうした子たちはどんなふうに「これ!」という習い事に出合ったのでしょう。
『4つの習い事、全部が本人の希望』
やりたいことが明確なお子さんもいます。3歳から好きなものがはっきりしていたお子さんの話もありました。とはいえ明確な子どもばかりでは、もちろんありません。
『わが子に興味がありそうなことがあると、教室を探す。今は書道を検討中』
子どもの興味を引きそうなことを見つけたら、そこに誘導してみる。多くのママはこのパターンかもしれません。「まずは体験に行き、本人が希望したものをやっている」という声もありました。そこで「これ!」に出合えたら、ラッキーです。
『周りよりも自分の子をよく見て、やりたいことがあればやらせてあげるといいよ』
周りとわが子をつい比較してしまうという、投稿者さん。比較する暇があるなら、その時間をわが子を見ることに振り替えてみてはどうでしょう。
本人が希望してやりたがるものがある、元気いっぱいでキャパシティに余裕がありそう、さらに送迎などのフォローや費用も問題ない。この条件すべてがクリアできるなら、たくさんやらせてみるのはおおいにアリ。「これ!」に出合える確率も上がります。しかしこれらの条件をクリアできないならば、狙いを定めて探すしかありません。毎日疲れて暗い顔をしているわが子を見たいなら、別ですが。
プロを目指す場合を除き、ママたちの多くが習い事に求めるのはおそらくわが子が楽しめること、先々につながる趣味を見つけること。園や学校以外での居場所づくりもそうです。その上で続けることの大切さや、達成感を味わえれば理想的です。「本人もまだ知らない才能を見つけたい」と考えるママもいるかもしれませんが、それがかなうのはよほどのレアケースです。
コメントのアドバイスにもあったように投稿者さんに必要なのは、わが子をじっくり見ること。そこからつながる興味の方向へ狙いを定め、「これ!」を探しに行きましょう。その子によって「これ!」はまったく違います。だから周りと比較することに意味はない。そう考えれば、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。
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文・鈴木麻子 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko
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