【ジジババサブスクって何!?】子育てで祖父母にはどこまで頼る?<ママのリアル調査>

子育てには、想像以上に人手や気力が必要です。仕事や家事に追われる日々のなかで、祖父母の存在に助けられた経験がある人も少なくないでしょう。一方で、「ジジババサブスク」という言葉が話題になり、祖父母の厚意を当然のように受け取ることへの問題意識も高まっています。そこで今回ママスタセレクトでは、子育てにおける祖父母の関わり方について、ママたちのリアルな声を聞いてみました。
子育てで“祖父母からの支援”がある家庭はどのくらいいる?

「子育てで“祖父母の助け”はありますか?」と問いかけたアンケート。選択肢に「経済的支援がある」「送迎など実務的支援がある」「両方ともある」「支援はない」の4つを設定したところ、1,000人を超えるママたちから回答が寄せられました。
アンケートの結果、「何らかの支援あり」と答えたママは、合計で44.6%に。対し「支援はない」と答えたママは55.4%と、半数以上が“祖父母に頼らず”子育てしている現実がみえてきました。
支援を受けている家庭の本音
「経済的・実務的支援を受けている」と答えたママたちから具体的な内容が届きました。
『光熱費などの援助をしてもらっている』
『経済的な支援は申し訳ないと思うが、本当に助かっているのでありがたい』
『残業のときに頼れるため、本当に助かる! 両親、義両親ともにご飯まで済ませてくれることもある』
『学童のお迎えが間に合わないときには手伝ってもらっている』
『土日祝が仕事の日は預かってもらっている。しかも、頼ると喜んでくれてるからありがたい』
支援を受ける側であるママたちからは「助かる。でも、申し訳ない」との声が多く寄せられました。「ありがたい」と感じつつも「頼りすぎていないか不安」と感じている人も少なくないのかもしれません。「無償で当然」ではなく、感謝を前提に頼っている姿が多くみられます。
必要なときだけ頼る“線引き型”支援
常に頼らない。でも「いざというとき」の安心感として、祖父母の存在を支えにしている人たちもいます。
『自分の体調が悪くて動けないときだけ頼んでいる』
『発熱時などには、食材を買ってきてもらったり、ご飯作って持ってきてくれる』
『日常的な支援はなく、子どもの緊急の体調不良時のみ。それでも十分ありがたい』
「今はもう大きいけれど、当時は助かった」という当時を振り返るコメントもありました。頻繁ではないからこそ、感謝がより強いのかもしれませんね。仕事と育児の両立を支える“最後の砦”と考えている人もいるのではないでしょうか。
支援がない・あえて頼らない家庭の価値観
支援を受けてきた人たちがいる一方で、半数を超えるママたちは「支援はない」と答えました。「頼らない」選択にも、それぞれの理由がみえてきます。
『過干渉な助言がなく気楽』
『その分、夫の協力が必須になるので子育てに協力的になる気がする』
「過干渉がない」「気楽」「夫婦で協力できた」などの前向きな声も寄せられます。
『お互い自立し合ってていいと思う』
『自分たちの力でやっていくことが当たり前だと思っているから』
『親離れ子離れも大事だと思う』
自立や親離れ、子離れを大切にする考え方もみられました。支援がないことを「不満」とするのではなく、「自分たちらしい子育ての形」として受け止めている家庭も少なくないようです。
祖父母の支援。それぞれにみえる家庭の形
「支援がある家庭」に共通するのは“依存”ではなく“感謝”
祖父母から経済的・実務的な支援を受けている家庭の声からは、「当たり前」「使っている」という意識よりも、「申し訳なさ」や「ありがたさ」が強くにじんでいます。
送迎や預かり、食事の用意など、日々の子育てを現実的に支えてもらうことで助かっている一方、「無理をさせていないか」「頼りすぎていないか」と自問するママも少なくありません。いわゆる「ジジババサブスク」という言葉が連想させる一方的な利用関係とは異なる、相互に思いやる関係性がみえてきます。少しホッとする気持ちになりますね。
「必要なときだけ頼る」支援は、精神的なセーフティネット
常に支援を受けているわけではなく、体調不良や仕事でどうしても手が回らないときだけ祖父母を頼る人たちもいました。「いざというときに頼れる人がいる」という安心感が根底にあるようです。
子どもが成長した今、当時を振り返って「協力してもらえて本当にありがたかった」と語るコメントからは、祖父母の存在が子育て期を乗り切るための“見えない支え”だったことが伝わります。頻度が少ないからこそ、支援の重みやありがたさがより強く感じられることもありそうです。
「支援がない」家庭は、我慢ではなく“選択”
支援がないと回答した家庭の声からは、必ずしもネガティブな印象はありませんでした。祖父母が高齢、共働きで余裕がない、距離的に難しいなど事情はさまざまですが、「自分たちでやるのが当たり前」「親離れ子離れも大事」といった価値観を前向きに捉えている人も多くいます。
また、祖父母の支援がない分、夫婦間で協力する意識が高まり、結果的にパートナーが子育てに積極的になると感じる声もありました。
善意に甘えすぎない、ちょうどいい距離感を模索して
今回のアンケートからみえてきたのは、支援を受けている家庭では感謝と遠慮が共存し、頼らない家庭では自立や夫婦の協力を大切にする姿勢でした。
「ジジババサブスク」という言葉が話題になった背景には、祖父母の厚意を当然視してしまう危うさへの警鐘があったのかもしれません。しかし実際の声からは、祖父母を“無償の労働力”として扱っているというよりも、善意に支えられながら、その重みを理解しようとするママたちの葛藤が浮かび上がります。
子育ては家庭ごとに事情も価値観も異なるでしょう。だからこそ大切なのは、支援の有無ではなく「してもらって当然」と思わず、感謝の気持ちを言葉や態度で伝えること。そして無理のない距離感を保つことではないでしょうか。
祖父母の支援は“使うもの”ではなく、“ありがたく受け取るもの”。そんな意識が、親世代・祖父母世代、双方にとって心地よい関係をつくる鍵になりそうです。
総回答数:1,003票
調査方法:インターネット
調査月:2026年1月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
【ほかでは聞けないアンケート】:ママたちの気になる回答結果は……?
文・編集部 イラスト・春野さくら
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