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親世代と子育ての価値観のズレに悩むママたちが7割強!悩みの内容は…?<ママのリアル調査>

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子育て中のママたちにとって、子育ての先輩である親世代のアドバイスは心強いもの。けれど、時代が違えば子育ての方法や考え方に違いがあるのも当然です。戸惑った経験をもつママも少なくないのではないでしょうか。そこで今回ママスタセレクトでは、「子育てに関して“親世代との価値観のズレ”で悩んだり衝突したことはありますか?」とのアンケートを実施しました。選択肢には「ある」「ない」「その他」の3つを設定。さらに、どんなことで衝突したかについても聞きました。

親世代との価値観のズレで悩んだことが「ある」人は……

202411_子育ての価値観について
結果は一目瞭然で「ある」と答えたママが73.7%にのぼりました。一方で「ない」と答えたママは19.2%。さらに「その他」が7.1%という結果になりました。7割強のママたちが「ある」と答えた今回のアンケートですが、子育てによる“価値観のズレ”の内容は多岐にわたります。

子育ての方法について

まず多くあげられたのが、子育ての方法についての違いです。

『現代の認識では「母乳はいつでもあげていい」だと思うが「3時間はあけなさい」と言われた』

『抱き癖がつくからやめなさい! と言われた』

『オムツは早く外したほうがいいと言われた』

この方の場合は「結局はゆっくりだったが、おかげでおねしょはなかった」と言います。必ずしも早くオムツを外したほうがいいとも限らないということでしょう。ママたちのコメントからは、母乳を与える間隔やオムツを外す時期、抱っこの頻度など基本的な育児方針に関する認識の違いが、衝突の原因になっていることがわかりました。さらにはこんな意見もありました。

『チャイルドシート乗せるのかわいそう、と言われて反対された』

日本の法律では、6歳未満の子どもを自動車に乗せる際にはチャイルドシートの着用が義務付けられています。違反すると罰則が科せられることもある法律ですが、未だに認識の甘い人もいるようです。

健康管理や食生活について

親世代との子育てによる健康管理や食生活の認識の違いについて、具体例も寄せられました。

『お風呂上がりには白湯か果汁をあげなさい! としつこく義母に言われた』

『空調をつけず、必要以上に服を着せる』

「義母から赤ちゃんは寒がりだからいっぱい着せなさいと言われた」とのコメントもあります。現代の住まいは気密性も高く、冷暖房もよく効くでしょう。昔とは住環境が違いますね。子どもはなるべく薄着で動きやすい格好をさせたいと考えるママとはぶつかりそうです。

『アレルギーの認知度の違い』

食物アレルギーにアトピー性皮膚炎、花粉症を含むアレルギー性鼻炎など、今や大人と同等かそれ以上にアレルギーをもつ子どもも少なくありません。アレルギーの種類によっては生死にかかわることもあります。アレルギーについては、どんなに衝突があったとしても認識を一致させておきたいものですね。

生活スタイルや夫婦の役割について

『育児は母親がするもので、父親は仕事を頑張れば家事育児はしなくてもいい、という考え方』

「妻は夫を支えるのが当然で、家事・子育ては基本的に妻がやるものと言われた」というコメントも寄せられました。専業主婦が多かった時代にはありがちな考え方かもしれませんが、共働き世帯が主流の今では時代錯誤の感も否めません。

「仕事でどうしても学校行事に行けなかったら、かわいそうだと大騒ぎされた」「義父母に1歳で保育園に預けるのはかわいそうだと言われた。育てるために仕事しなきゃなのに……」などなど、働くママたちが肩身の狭い思い、辛い思いを抱える現状が伝わってくるコメントもありました。
子育ての価値観

衝突を避ける対処法はある?

多くのママたちが親世代との子育ての価値観のズレを感じ、衝突を経験してきたことがわかった今回のアンケートですが、そんな親世代と上手に付き合っていく方法はあるのでしょうか……。

冷静な対話を心がける

現代の常識と親世代の常識には乖離があるのは致し方ありません。親世代の意見を聞きつつ、自分のやり方や、やりたい方法を丁寧に説明することも必要でしょう。

専門的な情報を共有

医師や専門家から得た知識やアドバイスを親世代へ共有してみてはいかがでしょう。お互いに正しい知識を共有することも大切ですね。

程よい距離感を保つ

心理的にも物理的にも人は距離が近すぎると衝突することも増えがちです。お互いの関係性を保てる距離感を見つけ、ママやパパが育児に集中できる環境を整える工夫もあっていいのではないでしょうか。

子どもにとっての最善を模索して

親世代との子育てによる価値観のズレは育児をするうえで、誰もが一度は直面する課題といえそうです。けれど、お互いの考えを尊重しながら進めていけば、育児における新しい発見や理解が得られることもあるはず。大切なのは“目の前の子ども”です。子どもたちとっての最善を目指して、親世代と対立ではなくタッグを組む姿勢が求められていくのではないでしょうか。

【アンケート概要】
総回答数:761票
調査方法:インターネット
調査月:2024年11月・12月
調査・分析:ママスタセレクト編集部

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文・編集部 イラスト・カヲルーン

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