【9月の悩み】夏休みで生活リズムが乱れた子どもは何割?保護者の光る工夫とは<ママのリアル調査>
夏休みは楽しい反面、子どもの生活リズムが乱れやすい時期でもあります。9月になり学校生活が再開した今、「うちの子の夏休みはあれでよかったのかな……」と振り返るママたちも多いかもしれません。そこで今回ママスタセレクトでは、夏休み中の子どもの生活リズムについてアンケートを実施しました。
「夏休み中、お子さんの生活リズムは整っていましたか?」と問いかけたアンケート。選択肢に「整っていた」「少し乱れていた」「かなり乱れていた」の3つを設定したところ、660人のママたちから回答が寄せられました。
わが子の夏休み中の生活リズム。ママたちはどう感じていた……?
アンケート結果によると「整っていた」を選択したママは28.3%と3割以下にとどまりました。一方で「少し乱れていた」が42.3%、「かなり乱れていた」が29.4%と、じつに7割以上の家庭で、わが子の夏休み中の生活リズムが乱れていたと感じている様子がわかりました。
生活リズムを整えるためのさまざまな工夫
今回のアンケートでは選択回答のほかに、生活リズムを整えるために工夫したことについても聞きました。寄せられたコメントから、各家庭の工夫をみてみます。
王道は「早寝早起きの維持」
『早寝! 夏休みでも容赦なく早寝!』
『就寝と起床時間はいつもと一緒』
『朝は7時に起こす!』
翌日に学校がないと思うと、ついつい夜更かしをしがちです。普段と変わらない時間に就寝し、それと同時に起床時間も変えないことで、生活リズムを保っていた家庭が多くありました。なかには「なるべくいつも通りの生活を心がける!」という声も。起床・就寝時間だけでなく、食事の時間を変えないことも生活リズムを整える秘訣かもしれません。
学童・部活・夏期講習など“予定”が助けに
『長女は毎日部活なので決まった時間に起きて寝ている』
『夏期講習と部活がある』
『学童に通っています。ありがたい!』
外出の予定があることで生活リズムが崩れにくくなる例も多く寄せられました。学童や部活、夏期講習などは学校がある日のように、ルーティンが決まっているだけに効果がありそうです。
家庭内のルールもさまざま
ほかにもママたちからは家庭ごとのルールが寄せられました。
『学校期間中と変わらず平日はゲーム、YouTubeを見せない!』
「夏休み=自由時間」と受け止めると、ついついゲームやYouTubeといった誘惑がちらつきます。“わが家のルール”を明確にしておくことは親子にとってストレスが軽減されそうですね。
『朝はラジオ体操、午前中は学習とお手伝い、午後は自由時間、21時には寝る』
『朝の暑くない時間に30分だけ庭で運動させる』
細かくタイムスケジュールを組んでいる家庭や、外での活動時間を決めていた家庭もありました。
今年も猛暑の夏でした。外での活動も朝や夜の涼しい時間に限られた家庭も多いのでは? ママたちの工夫と努力があちこちにあったことでしょう。
さらにはこんなユニークなアイデアもありました。
『スマホにアラームをたくさん設定して、学校のチャイムのようにしている』
わが家も息子の机の前にデジタル時計を置き、自身で時間の管理をさせましたが、アラーム機能は良さそうですね。
“ゆるやかに整える”が今の時代のスタンダード?
ママたちから寄せられたコメントのなかには「週末だけは夜更かしもOKにしていた」「勉強のノルマは30分だけ」といった声も寄せられ、無理のない範囲でリズムを守る“ゆるいルール”を設けていた家庭が多くあったこともわかります。
「就寝・起床時間だけは守る」など、すべてを完璧に整えるのではなく、乱れすぎないように“ゆるく整える”というスタンスが、多くの家庭で現実的な選択となっていたようです。
わが子の生活リズムが「少し乱れていた」と答えた人が42%超と最多だったのも、このような「無理のない制御」というやり方が主流だったからかもしれませんね。同時に「長期期間中の乱れは仕方ないよね」と考えていた家庭も多いと推測できます。
生活リズムは“リセットできる”かが大切
今回のアンケート結果からは「最初から最後まで完璧に整える」ことよりも、「乱れても整え直せる」という柔軟な姿勢が、垣間見られました。長い休みで生活リズムに多少の乱れがあっても、9月からの再スタートでリズムを立て直すことが大切です。夏休み明けは、親子ともに日常へ戻る時期。家庭ごとの工夫や経験を活かして、無理なくリズムを取り戻していきたいものです。
総回答数:660票
調査方法:インターネット
調査月:2025年8月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・べるこ
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