<家庭でぼっち>モラハラ夫と思春期の子どもに軽んじられる……尽くすほど空回りな状況を変えるには?
みなさんの中で、旦那さんと子どもが楽しそうに過ごしている一方で、「私だけが仲間外れ?」と感じたことがあるママはいますか。子どもの生活やしつけを気にかけるあまり、つい口うるさくなってしまって……その結果、子どもに疎ましく思われてしまい、悩んでいるママも少なくないかもしれません。ママスタコミュニティに寄せられたあるママからこんなお悩みが寄せられました。
『フルタイム共働き家庭で、中学生になる娘が2人います。上の子は受験生、下の子は反抗期の真っ只中。夫は典型的な亭主関白で、モラハラ傾向あり。家庭のことはまったくしません。最近、夫が子どもたちに私のことを「うるさい」「三日坊主だ」などと陰口を叩いていることを知ってしまいました。夫は子どもの生活に干渉しないので、夜遅くまで一緒にテレビを見たり、おしゃべりしたり。その一方、私は子どもにあれこれ言わざるを得ず、自然と口うるさくなってしまいます。家族の中で私だけが嫌われていて、小馬鹿にされているような気がして、疎外感を強く感じるようになりました。思春期のお子さんがいるママたちはどのように日々を過ごしていますか?』
投稿者さんは、夫が家庭や育児に無関心なため、自然と悪者役を引き受けざるを得なくなっています。そのせいで子どもたちに煙たがられ、さらには夫と子どもが陰口を言っていると知り、深く傷ついているようです。家族のことを思って日々頑張っているママだからこそ、家族からの理解や感謝がないと心が疲れてしまいますよね。このような家庭の構図は、思春期の子どもをもつ家庭によくあるのか、それとも投稿者さん特有の悩みなのか、原因を知りたくて投稿してくれたようです。ママスタのママたちはどうでしょうか。ママたちの声を紹介します。
思春期は関係ない!原因はモラハラ旦那
『子どもの思春期は関係ないと思いますよ。すべて妻である投稿者さんを見下しているモラハラ旦那さんが原因かと思います。うちも高校生と中学生の子どもがいますが、どれだけ反抗期でも親に対する敬意はなくなりません。子どもがイライラしていたり、八つ当たりされたりはあっても、親を馬鹿にした態度はとりません。まずはモラハラ旦那を解決するしかないと思います』
旦那さんの態度が家庭全体に悪影響を及ぼしている可能性は否定できません。子どもが母親をどう扱うかは、父親の姿勢にも左右されるものですよね。本来であれば、旦那さんが妻である投稿者さんに敬意を持ち、子どもにも感謝や思いやりを教える立場であるはずでしょう。そこに思いやりが欠けていれば、ママが孤立してしまうのも無理はありませんよね。
もちろん、夫婦で話し合い、歩み寄ることができれば理想的です。ただ、投稿者さんのケースでは、それが難しそうな様子もうかがえます。であれば、まずは投稿者さん自身が少し視点を変えてみることが、状況を打開する第一歩になるかもしれません。
思春期の子どもとは、あえて距離を取って見守るのが正解
『自分自身が親になって初めて、親の苦労やありがたみを知ったからなぁ。思春期の今は何をしても何を言っても響かないのは、自分が一番よく解っているから、今は実母にしてもらってきたように、黙って見守ってるよ』
『何も言わず黙々と家のことをやって必要最低限の会話。「夫と子どもたちなんて眼中にない」くらいの態度をとってみて』
一方で、「思春期の子どもをもつ家庭では、こんなもの」と割り切る声も寄せられました。開き直って構えることができるママは、メンタルが強く、肝が据わっていますよね。思春期の子どもと正面からぶつかるのではなく、あえて一歩引いた立場から見守るという姿勢も、ひとつの選択肢かもしれません。投稿者さんも「子どもファースト」の生活から「自分ファースト」の生活に切り替えてみるのも一案です。新しい趣味を見つけたり、ママ友と外食したり、自分自身にもっと目を向けることで、自然と子どもとの距離が保たれ、気持ちにも余裕が生まれるかもしれませんよね。
自分のことは自分で!母親のありがたみを理解させた方がいい
『娘もある年齢まで成長すれば多少は本人たちに自己管理させた方がいいんじゃないかな。いつまでも心配で大切な気持ちは素晴らしいと思うけど、あまりいつまでも手をかけすぎると本人のためにはならないように思う』
『子どもたちの「やってもらって当たり前と思うな」と口うるさく言っても無駄かもしれないです。何でも自分でやらないから大変さもありがたみも分からないんです。子どもを産み育てるまで、大変さなんて分からなかったですよね? それを口うるさく言われても鬱陶しく思われるだけ。中学生なら、ご飯を作らせてみたり、たまには投稿者さんも寝込むフリでもしてやらせてみては?』
『私にも中学生が2人いますが、私がやるのが当たり前になっています。専業主婦ですが、旦那は土日に家事をよくしてくれるので、子どもたちと「ママはぐうたらだね」と言っています。思春期の子どもが父親と仲良くしてるのはうれしいです。私も「日曜日はママの休日」としているので、投稿者さんも休日を宣言してみては?』
また、中学生のお子さんに家事の一部を子どもに任せることで自立を促し、親の存在の大きさに気づかせるというアドバイスも寄せられました。たしかに投稿者さんは、夫が何もしない分、自分がすべてを抱え込まなければという責任感から、つい手を出しすぎてしまっているのかもしれません。その言動が、子どもには「過干渉」と受け取られている可能性もありますよね。
けれど、そんなときこそ、家族と適度な距離を取り、自分自身の時間を大切にできるチャンスかもしれません。ママたちのアドバイスにあるように、思い切って家事の休業日を宣言してみたり、「私がいないと困るでしょ?」くらいの気持ちで過ごしたりすると心のゆとりが生まれるのかも。投稿者さん自身が笑顔になれる工夫を取り入れてみることで、家庭の空気も少しずつ変わっていくかもしれませんよ。
文・安藤永遠 編集・横内みか イラスト・春野さくら
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