<わかる人いる?>我慢する人ほど、我慢しない人に攻撃的?負の感情を断ち切る方法は
食事、オシャレ、エアコン……今、何かを我慢しているママはいますか? 今回の投稿者さんは、我慢している人について一言もの申すことがあるようです。
『我慢している人は我慢しない人に攻撃的だよね』
この投稿に、思わずうなずいたママもいるのではないでしょうか。「私は我慢しているのに、なぜあの人は自由なの? ずるい」「同じように我慢しなきゃ不公平だ!」そういう気持ちが、嫉妬や八つ当たりというかたちで表れてしまう……。今回は、我慢が人間関係にどう影響するのか、そしてその連鎖をどう断ち切るかを考えます。
我慢がもたらす負の感情と攻撃性
我慢していると、知らない間にストレスが溜まるのか、人に対して攻撃的になることがあるようです。
『子どもに強要しがち』
『キレイな人や服、持ちものに嫉妬して睨んだり悪口言ったり。誰かと一緒にいたらコソコソ、ヒソヒソ』
『エアコンもそうだよね。日中35度超えなのにエアコンを使わない自慢。何の我慢大会だよ』
『子どもが小さいときの旦那だけは許せなかった。同じ親なのに何で旦那は自分のことばかり優先するのって。私ばかり我慢していると思っていた』
『我慢を強いられてきた実母や義母は容赦ない。自分が我慢してきた分、それを人にも強いる』
共通するのは、「自分が我慢しているから、他人も我慢すべきだ」という無意識のルール。八つ当たりとも言えるでしょう。自分とは違う相手に出会うと、「ずるい」「だらしない」「甘えている」と攻撃的になるのかもしれません。子ども同士の関係でもその様子は見られます。
『ロングヘアや可愛い服を着た子を「学校にオシャレしてくるなんておかしい」と批判する子がいる。でも本当は、自分もそうしたいのかも』
『度がすぎるとイジメに発展することもあるんだろうな』
筆者も昔、運動部で「水を飲んではいけない」という謎の我慢ルールがありました。先輩から後輩へと受け継がれてきたものです。こうした現象に表れるのは、「自分も我慢してきたから、相手にも我慢させたい」という負の連鎖。それはときに、嫁いびりやイジメ、そしてモラハラにさえ繋がっていきます。
それでも我慢を押しつけない人もいる
『我慢は人には押しつけないよ。自分のなかで完結するようにしている』
『我慢しろとは思わないけれど、そんなことも我慢できないの? と思うことはある。でも絶対口には出さないよ』
一方で、「自分は我慢しているけれど、それを他人には押しつけない」というスタンスのママもいます。このように自分の感情を飲み込むことで、波風を立てないようにしているのでしょう。でも、その飲み込みすら、我慢なのかもしれません。
我慢の連鎖を断ち切るには
『私は何かと大変だったからこそ、子どもや他人は同じ思いしてほしくない。負の連鎖は断ち切らないといけないと思っている』
『そういう気持ちになるのがツラいから、もう我慢しないことにしたよ。我慢しなきゃいけないことには近づかない。自分が気分よくできることしかやらない。人ひとりが我慢しなくても、社会は回る。そして人生は、思っているほど長くないからね』
生きていく上で最低限の我慢は欠かせませんが、必要以上の我慢はツライもの。なかには、お子さんには同じ思いをさせたくないと願うママもいます。無用な我慢をしないと決めたママたちは、「我慢を教える」のではなく、「自由に感じて、考えて行動する力」を育てようとしているようです。
「勝手に我慢して勝手に怒る」自分に気づいたら、卒業しよう
自分で自分の首を絞めておいて、なぜか他人に当たる。それが我慢の副作用だとすれば、我慢しているママたちはそろそろその仕組みから抜け出すべきなのかもしれません。
「自分が我慢しているのだから、あなたも我慢しなさい」ではなく、「私はこうしているけれど、あなたはどうしたい?」と問い直せる人になれたら。他人の自由にイライラするより、自分の選択を大切にできるようになれたら。それだけで人との関係はもっと軽やかに、優しくなれるのかもしれません。自分がしてきた我慢を人に押しつけたり、責めたりするのではなく「自分はどうしたいか」「相手にどう接したいか」を見つめ直すことが心の自由に繋がるのでしょう。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・わたなべこ
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