<お下がりのルール?>追加しながら巡る仕組みに感動!でもなかにはボロボロの服も…【第2話まんが】
私はアケミ。夫と娘のチサト(2歳)と一緒に暮らしています。私たちが住んでいるところは地域の交流がわりとさかんです。特に子育て世帯同士の交流が多く、子ども同士も仲良く遊んでいます。私もママ友が多く、賑やかに子育てができて嬉しく思っています。そんななか公園で遊んでいると、ママ友に「お下がりいらない?」と話しかけられました。これ幸いと私はいただくことに。ところがママ友が持ってきたお下がりの量はなんと段ボール3箱分……! 大量のお下がりに驚きながらも、さっそく中身を確認していくことにしました。
私は手に取った服をまじまじと見ました。ついこのあいだ、ママ友の子が公園で着てたものです。
箱のなかの服を次々と確認していくと、どの服にも、誰かの家の子の名前が書いてありました。
誰かが不要になった服を、また別の誰かが使う。服を捨てる人も減るし、有効活用にもなる。それに、服を買い足すお金も節約できる。いいことづくめだと感動しました。でも……。
やはりずっと回り続けているだけあって、ボロボロの服もあります。手に取ったズボンには、膝のところに穴が開いています。気にしない人は着せてしまうのかもしれませんが……。
もし自分が勝手にお下がりを捨てたと気づかれたら、ママ友たちから「勝手に捨てたんだって」「えー、信じられない! 非常識!」と、陰で言われてしまうかもしれません。私は手に取った服を悩ましげに見つめてしまいました。
結局もらった段ボール箱1個分ほどは、着せられなさそうな状態の服でした。しかしいつか誰かが着るかもしれませんし、私は触らないようにしておこうと思いました……。
段ボール3個分のお下がりをもらって唖然としてしまった私。
どうやらこのお下がりたちは、いろいろな家庭に渡っては少しずつ増えながら回り続けているようなのです。
なかにはチサトに着せたくないほどボロボロのものありましたが、捨てるのはためらってしまいます。
使いたい人が誰かでてくるかもしれませんし、他のママ友たちにヒソヒソされるかもしれません。
できれば「お下がりリレーの最終走者」にはなりたくないのです。とりあえずそっとしておくことにしました。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・水戸さゆこ 編集・横内みか
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