<住民からクレーム>マンションのベランダで布団を干してパタパタ。昔からやっていたのにダメなの!?
昔は当たり前のように見た光景、やっていた行為。知らない間にNGになっていた……なんて経験はありませんか? 時代はどんどん知らないうちにアップデートしていくので、ついていくのも大変ですよね。今回寄せられた相談も、まさに「なにがいけないの?」となったママからの相談でした。
『マンションのベランダに布団を干してパタパタしていたら、下の階の住人からクレームがきた。なにがいけなかったの?』
布団乾燥機はあるものの、天気がいい日はベランダで布団を干すご家庭もまだまだ多いかもしれませんね。せっかく外に干すのであればパタパタと布団を叩きたくなる気持ちもよくわかります。しかし階下からクレームが……。なにがいけなかったのか、どうすればいいのか、ママたちの声を見てみましょう。
今どきの“布団干しマナー”
『うちのマンションは、ベランダの柵に布団をかけて干すのは禁止だな』
ママたちから寄せられた声を見ていると、住んでいるマンションによっては、契約でベランダでの布団干しが禁止されているケースもあるようです。なかには景観を守るため、洗濯物ですらマンションの外から見えないように干すよう言われることもあるのだそう。洗濯物を外干ししたい派のママには少し面倒かもしれませんね。
『固定しても強風とかで煽られて布団が飛び、近隣の住宅や通行人に迷惑をかけたり、景観が損なわれたりするとかの理由で、ベランダやバルコニーのフチに布団を干すことを禁止しているところは周りで増えたよ』
高層マンションなどは、布団が運悪く飛ばされるなどした場合の事故を危惧し、ベランダのフチなどに布団を干す行為を禁止しているケースもあるのだそう。たしかにどれだけ専用のもので固定をしていても、予想外の強風が起これば飛ばされてしまう可能性はありそうです。高層マンションから飛んでくるとなると、布団がかなりの凶器に変化してしまうかもしれません。このような防げる事故は未然に防ぎたいものですね。
布団を干すとき、パタパタ厳禁!?
『布団パタパタは布団をダメにするって聞いたことがある』
『布団を干して叩くのはうるさいから迷惑だよ』
ママたちからは、布団をパタパタと叩くことに注意を促すような声が寄せられていました。パタパタと布団を叩くと「布団が傷む」という声。布団をパタパタと叩くことで表面の生地が傷むとか、内側の綿がちぎれる・偏るなどが起こるそうです。ですから、叩くのではなく、撫でるようにして表面についたホコリやゴミ・ダニなどを落とすほうがいいそう。また、布団を叩く音が騒音にもなりえるという点。集合住宅ともなると、気をつけたいポイントかもしれませんね。
『自分がベランダに洗濯物を干しているときに、頭上から他人の布団についた髪の毛やらダニだらけのホコリやらがブワーっと落ちてきても許せる?』
布団をパタパタ叩いたり表面を撫でたりするだけでも、階下にホコリやゴミ・ダニなどを撒き散らしてしまう可能性が……。これらはアレルゲンにもなりえますので、ご迷惑になってしまうかも。もしかすると、投稿者さんが階下の住人からクレームを入れられたのはこれが原因かもしれませんね。
外に干せないならどうすればいい?
ベランダの柵やフチに布団を干してはいけないとなると、布団はどこに干せばいいのでしょう。
『布団をベランダで干すなら、ベランダ内に布団干しを設置してって条件がつけられている』
『ベランダに布団用の物干しを置いている』
ベランダの柵やフチなどに布団をかけて干せない場合は、ベランダ内に専用の布団用物干しを購入して設置しているのですね。この場合も、飛ばされて事故が起こらないように、ベランダの高さより低いものがいいそうですよ。それだけ事故が起こりやすいのでしょう。布団の重さもありますし、低いほうが干すときの体への負担も少なくていいかも。
『戸建てでも布団乾燥機メイン』
布団を干している間、ずっと在宅できればいいですが実際はそうもいかないので、突然の天候の変化などに対応しにくいですよね。また、雨が続けば干すこともままなりません。そのような場合に大活躍してくれるものが“布団乾燥機”。布団乾燥機があればいつでも布団の湿気を取り除いてくれますし、ダニ駆除機能がついているものなどもあるため重宝するようです。
布団干しルールを確認しておこう
布団を干してパタパタと叩いていたことで階下からクレームが来てしまった投稿者さん。ママたちの声からクレームが入った原因が見えてきましたね。おひさまのもとで干したお布団は最高に気持ちいいですが、周囲に迷惑をかけることは避けたいもの。階下の人と穏便に折り合いがつけられればいいのですが……。このようなときのために入居時に限らず、布団を含めたベランダ利用のルールを確認しておいたほうがいいかもしれません。知らないうちにルール違反をしているなんてこともあるかもしれませんので、一度チェックしてみてはいかがでしょう。
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