<加害者と結婚>まさか!「私のこと忘れた?」20年経ち…はじめまして【第4話まんが:夫の気持ち】
俺(ケン)は、妻のナツミと中2の娘、小4の息子と暮らしている。大学生のときに自転車事故を起こした俺は、当時中学生の女の子に重傷を負わせてしまった。彼女はもう一生普通に歩くことはできず、身体にも大きな傷痕が残るらしい。俺はひとりで罪を背負って生きていくつもりだったが、ナツミが「一緒に背負う」と言ってくれ、俺たちは結婚した。あの事故から20年、俺が被害者の「羽田キホ」さんのことを忘れることはなかった。
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俺は新しい部品を持ってくることを伝え、翌日の約束を取り付けて帰社した。早上がりをしてスーパーに寄り、夕飯のメニューを考えながら買い物をする。そんないつもの日常がこれからも続くはずだった。しかしその頃、取引先では……。
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そして翌日。俺が取引先に到着すると、片手に杖をついた女性が応対してくれた。どうやら昨日約束した担当者は急な外出が入って不在らしい。「私が対応させていただきます」と言われ、笑顔で「よろしくお願いします」と挨拶を返す。
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彼女の首から下にかけての傷痕を見てハッとした。血の気が引くとはこのことなのだろう。まさか「羽田キホ」さんとこんなところで再会するなんて思ってもいなかった。
羽田キホさんはあの日の事故のせいで通常の歩行が困難になり、首から下の傷が痕になって残ってしまったのだった。痛々しいその姿を見て、俺は再び大きな罪悪感に襲われた。こんなことになったのは俺のせいなんだ……。
でも彼女は俺を恨んでいるとか、そんなふうには見えない。穏やかに笑って自己紹介をするその笑顔に、どこか少し救われたような気もしたのだった。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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※この漫画はママスタに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。
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