<昭和に戻りたい!>レトロな家電、アナログな恋愛。スマホのない時代はこうしていました
昭和生まれのママにとって、昭和は青春や思い出がたっぷり詰まった時代ではないでしょうか。昭和が始まったのは1926年。2025年は“昭和100年”にあたる節目の年になります。そのせいか、ママスタコミュニティでは「昭和に戻りたい」という投稿が賑わいを見せていました。
『昭和の時代に戻りたい。長い歴史からしたらたった数十年前なんだけど。スマホなんてないし、テレビはダイヤル回すやつだし。電話もね。100均もない。大型ショッピングモールもない。でもなんか懐かしくて帰ってみたくなる』
こちらはママスタコミュニティに寄せられたあるママの投稿です。投稿者さんは、令和の現代にはないレトロな社会的な風習やアナログな手段を思い出し、昭和時代はよかったと回想しています。戦後~後期の「昭和」は、元気な時代。今と比較すると希望や夢に溢れた時代のように感じるかもしれませんよね。ではママたちは昭和のどんなところに惹かれるのでしょうか。ママスタコミュニティのママたちの声を紹介します。
デジタルにはないアナログの良さ
『駅に伝言板があったよね。「○○、先に行ってます」とかメッセージ書けるやつ』
『今は恋愛が簡単になったよね。告白もサヨナラも全部スマホ。待ち合わせに遅れてたりしたときのドキドキ・ハラハラが今はない。便利だけどそのドキドキを経験できないよね』
『もし学生時代にスマホにがんじがらめにされたら、生きていけなかったと思う。学校から帰っても友達関係のことで気を張らなきゃいけないなんてしんどすぎる』
『「もしもし○○ちゃんいますか?」と電話を繋いでもらっていたね。家電で何時間も通話して怒られたな』
スマートフォンがなかった時代の連絡手段に、懐かしさを感じる声が多数寄せられました。今はボタンひとつで誰とでもつながれる時代です。昭和は不便で不自由な面がある一方で、人とのつながりを自分の手で築こうとする努力がありました。そうした手間ひまが、相手をより大切に思う気持ちにつながっていたのかもしれません。
また駅の伝言板も懐かしいもののひとつ。なかには「子どもの頃に伝言板を見て、大きくなったら書くのが楽しみにしていたのに使わずじまいだった」と残念がるママの声も寄せられました。昭和生まれのママの中でも、実際にアナログな連絡手段を使った世代と、ギリギリその文化に触れた世代とに分かれているようです。
利率が良かった時代に戻りたい
『うん、戻りたい。郵貯の利率がすごかったときに。こんな時代が来るなんて』
『郵貯に限らず、昔は利息が良かったよね! 10万や30万くらいだけでも、短期の定期に入れていたわ』
また銀行や郵貯の利率が高かった昭和を羨む声も。当時は高度経済成長期で、日本全体に勢いがありました。この先、復活することはあるのでしょうか? 利息でお小遣いがもらえるような感覚を再び体験してみたいものですよね。
個人商店が元気だった
『食料品、なんでもスーパーで買えるのがなんかね。最近は野菜はスーパーで買っちゃうけど、なるべく肉と魚は個人商店で買うようにしてる。昔はそれが当たり前だったんだけどな』
『うちの近所には豆腐屋さん、魚屋さん、肉屋さん、八百屋さん、酒屋さんがならんでて、買い物が楽しかった』
こちらは個人商店を懐かしむママたちの声です。今では大型ショッピングモールやスーパーの普及により、街の小さなお店は少なくなってしまいました。ひとつの場所で食料品から衣類、生活雑貨まで何でも揃うのは便利ですが、昔ながらの店主とのやりとりを通して、旬の食材やちょっとしたお得な情報を教えてもらいながら買い物をする時間には、今よりずっと買い物の楽しさがあったのかもしれません。
昭和のここが良かった!
『駅で切符をカチャカチャ切られたい』
『夕方はアニメが見たいのに、親が相撲やニュースを見る悔しさ。それさえ懐かしい』
『昭和は、バラエティ、ドラマ、歌番組、CM全てがすばらしかった』
『昔はどこでも子どもの声が聞こえてた。道路族なんて言葉もなかったよね。みんなのびのび暮らしてたなぁ。いい時代だった』
そのほかにも、家族みんなでテレビの前に集まっていたお茶の間の風景や、当時のテレビ番組の面白さに言及する声も寄せられました。また「昭和時代は子どもたちがのびのびと遊べていた。今ほど窮屈感のなかった」という声も寄せられました。
現代は、一人であらゆるサービスを受け取れる便利な時代であり、サービスの自動化も進んでいます。その恩恵を受けているのは確かですが、駅員さんや個人商店の店主といった人を介したサービスは次第に姿を消しつつあります。一方で、誰とでも簡単につながれる今の時代だからこそ、義家族やママ友など、ほどよい距離を保ちたい相手との関係が増えています。そう考えると、どこか人間関係の濃淡がなくなってしまったように感じてしまうのかもしれません。
これから先、効率や合理性だけでは満たされない何かを求め、昭和の良さが見直される時代が訪れることもあるでしょう。スマートフォンが普及したのも、振り返ってみるとここ最近の話です。これから私たちの生活がより豊かになるように、技術の進歩や社会のあり方に期待したいところです。
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文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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