<お得にポイ活>楽天ポイントは使えば使うほどポイント還元率アップ!貯まったポイントはNISAにも
前回からの続き。買い物をするだけでポイントが貯まるようになった今、人それぞれ貯めているポイントや買い物をする場所をある程度決めているのではないでしょうか。筆者はもともとポイントを貯めるのが好きで、今は楽天ポイント、PayPayポイント、メルカリポイントを活用しています。実際にどのように貯めて使っているのか、まずは楽天ポイントで紹介していきたいと思います。
楽天ポイントの還元率は、楽天のグループサービスを使えば使うほど高くなる
楽天は「楽天経済圏」と言われるほど巨大で、提供しているサービスは70以上。それを全部使うのは難しいですが、必要なサービスをチョイスしていけばポイント還元率も上がっていきます。これは「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」と言われる楽天のグループサービスを使えば使うほどポイントアップする仕組みです。
筆者の場合は、まず楽天会員なので楽天市場での買い物でポイントが1%もらえます。ここに楽天カードでプラス1%、楽天カードの特典分でさらに1%がプラス。楽天銀行(+0.3%)や楽天証券(+0.5)を使っているので、その分でもポイントアップに。トータルで3.8倍になっています。他にも楽天モバイルや楽天でんき、楽天トラベルなどを利用すれば、楽天市場での買い物のポイント還元率がどんどんアップしていくでしょう。
ポイント還元率を上げる方法は他にも。楽天市場ではお買い物マラソンというイベントがあります。楽天市場のお店の買いまわりでポイントがどんどん上がり、最大10倍となります。さらに楽天ラクマを利用すれば、プラス1倍で合計11倍に。こちらは1ショップあたり1,000円(税込)以上の買い物が条件で、獲得上限は7,000ポイント(こちらは期間限定ポイント)など条件があるので注意が必要です。お買い物マラソンは月に1回は行われているので、筆者はこれを狙って購入しています。しかもこのようなイベントがあるときにはショップのクーポンが出たり、ショップ自体のポイント還元率が上がったりするので、よりポイントが貯めやすくなりますよ。ただしお買い物マラソンでは買いまわりをするからお得なのであって、もし1つのショップしか利用しないならば、あまりメリットがありません。今月は楽天市場で買うものがあまりないなと思ったら、0と5のつく日に買ってポイント4倍になるようにするのも手でしょう(月間獲得ポイントの上限は1,000ポイント、こちらも期間限定ポイント)。
通常ポイントは増やせる
楽天ポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」があります。通常ポイントは有効期限が最後にポイントを獲得した月を含めた1年間ですが、期間内に1度でもポイントを獲得すれば延長されます。また楽天のサービスでも使える場所が多いのが特徴。筆者は特に「増やせる」ことに注目をして、「貯めトクモード」にしています。これに設定しているだけでポイントに利息(利率は年利0.1%以上)がつく状態になるのです。ただポイントを貯めているよりもお得ですし、ポイントを使うとなってもすぐに引き出すことができます。
ポイントを増やすという意味では、ポイント投資もしています。筆者は楽天証券にNISA口座を持っていて、毎月積立投資をしているため、ポイントを投資資金の一部のようにして使っています。ポイントで投資信託を積立したい場合は、投資信託を選んで使いたいポイント数を設定しておけば(楽天のダイヤモンド会員の場合1〜50万ポイントまで設定可能)、毎月自動的にポイントが使われます。筆者は貯めトクモードにしているので、このままではポイント投資にポイントが使われません。毎月1日に必要な分のポイントを引き出すようにしています。
投資にポイントを使うのは、何となく気持ちが楽だから。投資にはリスクがつきものですから、マイナスになることもあります。そのようなときに現金で投資をしていたら「あ〜」と思うのですが、ポイントならそこまでがっかりすることがないのです。ポイントは「棚ぼた的なもの」という考えがあって、精神的なダメージが少ないからかもしれません。
期間限定ポイントは、楽天ペイで使う
期間限定ポイントは特定のキャンペーンなどで進呈され、有効期限が設定されています。ポイント投資や貯めトクモードには「期間限定ポイント」が使えません。これに関しては「楽天ペイ」で普段のお買い物で使っています。使用できるお店は多いですから、ポイントを期限前に使うことができています。
楽天グループはサービスの数が多いので、日常生活にそれらを取り入れることで楽天市場での買い物のポイント還元率が上がっていきます。生活に関わるサービスを1つの経済圏にまとめることを「寄せ活」としていますが、ポイントを効率よく貯めて使うには複数の会社のサービスを使うよりも1つに集約させることが大事になってくるでしょう。とはいえ必要のないサービスを無理に使っては無駄遣いになってしまうので、厳選しながら取り入れていきたいですね。
文・川崎さちえ 編集・ここのえ イラスト・Ponko
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