<バリアフリーできてる?>声かける決心「困っている人を助けたい!」【第4話まんが:ダンの気持ち】
前回からの続き。俺は高一のダンです。友だちのアキトに誘われてアキトの家にお邪魔したら、目の不自由な妹・ノノカちゃんが明るく迎えてくれました。とても人懐っこく、本を読んだりピアノを弾いたりすることが好きだと話してくれました。ノノカちゃんはハンデがあることを忘れさせてしまうくらい明るい子で、俺も楽しく話すことができました。最初こそ「目の不自由な人に対して、自分が失言をしてしまわないだろうか」なんて心配していた俺でしたが、いつの間にかそんなことも忘れてしまっていたほどでした。


アキトもノノカちゃんも楽しそうにしています。俺は「これが2人の日常なんだ」と、2人の様子をなんとなくずっと見ていました。
次の日学校に行くと、アキトはいつものように声をかけてきました。
「……アキトすげーよな。その、サポートの仕方が完璧で」「まあね、ノノカが生まれてからずっとこうだから。でも俺がすごいんじゃなくて、ノノカのあの性格に助けられてる部分の方がかなり大きいよ」
アキトは楽しそうに笑っていて、俺はまたもや「すごい」と思ってしまいました。そして、「もし困ってる人がいたら俺も助けたい」とも。
それからもノノカちゃんと何度か会っていたある日、俺は母さんとファミレスへ行くことに。そこでたまたま目の不自由なお客さんに会いました。
一瞬「どうしよう」と戸惑いましたが、俺の足にたまたま杖が当たったので、声をかける決心がつきました。
アキトとノノカちゃんの関係性を見て、また、アキトがノノカちゃんのことを上手にサポートしている様子を見て。俺は「困っている人が現れたら、自分もサポートができたらいいな」と思うようになりました。
そんなある日、ファミレスで目の不自由なお客さんに会い、勇気を出して声をかけてみました。感謝の言葉をもらい、少しでもその人の助けになれていたらと思いました。
これからも目の前に困った人が現れたら、そっとサポートできる人になりたいと思います。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・林檎りん 編集・塚田萌
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