<比較はタブー?>うちの上司はダメ上司!最後だからハッキリ言ってやる【中編まんが:部下の気持ち】
前回からの続き。俺はトモ。上司のマサヒロ部長は、とにかく誰かと比較する癖があります。部下のツバサ君が比べられている人物は、とっくの昔に会社を辞めて、今は自分の会社を経営する超優秀なケンジ君という人。ツバサ君はケンジ君という人に会ったこともないし話したこともありません。そんな人と比べられたって、見習うことなんてできません。それに、新人社員と経営者を比べる意味もわかりません。そんなマサヒロ部長のせいで、どんどんツバサ君のモチベーションが下がっていることが気がかりでした。


7年も前に会社を辞めている人と比べられて、いつも説教されているツバサ君のことが心配でした。マサヒロ部長にはツバサ君のいい部分がまったく見えていないのでしょうか。そんなモヤモヤを抱えていたある日、一緒にランチをしていたツバサ君が深刻な表情で口を開きました。
ツバサ君が会社を辞めたいと思うのも無理はありません。俺だって、他人と比較ばかりするマサヒロ部長の元で働くことに嫌気がさしていました。ただ、マサヒロ部長の仕事に向き合う姿勢は尊敬しています。ツバサ君にも、会社を辞めてほしくありません。マサヒロ部長に部下への態度を改めてもらえるよう、俺から直談判しようと思います。
人間って、何気ない一言でやる気をなくしたりすることもあれば、ふとしたきっかけでモチベーションがアップしたりします。
もしかしたら、マサヒロ部長は人と比べられて伸びる人なのかもしれない。けれど、みんながそうだとは限りませんよね。俺やツバサ君のように、人と比べられて嫌な気持ちになって、頑張れなくなる人もいます。
マサヒロ部長が一人ひとりを認めて、伸ばしてくれるようになったらいい上司になると思うのですが……。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・おんたま 編集・みやび