<ルッキズム悪化してない?>「容姿が悪い」と悩むわが子。顔なんか関係ないと言いたいけれど…
自分の容姿が悪くて悩んでいるわが子に対し、どのように接すればいいか悩むママから相談が寄せられました。
『うちの子は自分の容姿が悪いと悩んでいます。どう接すればいいのでしょう。「顔なんか関係ない!」って言ってあげればいいんですかね……』
自分の容姿についてのコンプレックスを抱えているわが子。「顔なんか関係ない」と断言してあげたくなる優しい気持ち、大事ですよね。しかしきっとそれだけでは問題は解決しないのかもしれません。悩めるわが子に対しどのように接すればいいのか、ママたちの声を見てみましょう。
情報があふれ返っているからこその弊害
『今って情報過多なせいか、異常なほど見た目を気にするよね。高校生の娘も、自分や友だち・芸能人とかのすべてに対して、見た目のコメントばかりに囚われていて気の毒なくらい』
今も昔も若者が容姿に悩みを抱えることは珍しくないことかもしれません。しかしネット環境が発達し、さまざまな情報が過剰なほどあふれ返っている現代。悩みの根源は、昔とは比較できないほどあちこちにあるのかもしれません。ママの声にもあるように、自分の容姿にコンプレックスがなくても、とにかくやたらと容姿に関する話題が多いことも事実でしょう。みんな誰かになりたくて必死になっている……そのような空気が蔓延している気もします。
容姿は「関係ない」では済まない?
『今は圧倒的に見た目のいい子が有利な社会だからね。悩んでいるようなら話を聞いてあげて、チカラになれるところは手を貸す……でいいのでは?』
親としては、わが子がどのような見た目でもかわいい。そのような言葉すら飛び出すなか、容姿に関する現実的な声が寄せられました。とはいえ、見た目がいい・悪いには個々の主観が大きく影響するので、どのような容姿ならいいのかについて断言はできないもの。だからこそ、まずはお子さんの悩みをよく聞いて、親がチカラになれることはないか探してみてはいかがでしょう。
自分を整えるための情報収集から始めてみては?
『容姿は関係ないだと、本人が気にしている考えを全否定していることになるからね。それなら他でカバーできるよって方向に持っていくべきかなと思う』
投稿者さんのお子さんの年代がわからないので、一概に「コレがいい」などとは言い切れませんが、ママたちは口を揃えて“かわいい”や“かっこいい”は作れると言った話をしていました。ママたちから寄せられたアドバイスを見てみましょう。
『腕のいい美容師さんに髪の毛を切ってもらって、スキンケアに気をつかってあげて、似合う服を揃えてあげればいいんじゃないかな』
『YouTubeとかで整形メイクとかの動画を見せる。みんな頑張っているよね。あとは雰囲気や仕草、声とかスタイルを意識させるとか』
まずは“かわいい”や“かっこいい”を作るための情報収集を親子でやってみるといいかもしれませんね。情報過多だからこそ、自分にあったものを見つけられそうではないでしょうか。
メイク方法によっては賛否あるかもしれませんが、スキンケアやヘアケアを継続して丁寧に行うことで、見た目の印象は大きく変化するでしょう。肌や髪がキレイなことは、容姿をよくするための大きなポイントですよね。腕のいい美容師さんにカットしてもらって、日々の手入れや髪の扱い方のアドバイスをもらうこともオススメ。ママの手でわが子をプロデュースするぐらいの気で、協力すれば楽しくなりそうではありませんか?
整形はあり?なし?
『私としては「本当に困っているなら整形という選択もあり」だと思っているので、整形手術が可能な年齢になったらお金を出してあげてもいい』
『メイクでもまかなえないくらい強烈に顔を変えたいなら、この世に整形があること、受けていいけど費用は自分で出すこと、整形費用を稼ぐためにはどうしたらいいかを伝える』
世の中には、努力ではどうしようもできないこともありますよね。それは容姿がいい・悪いの話だけでなく、心の問題であるケースもあります。心を救うために“整形手術”をする選択があってもいいのではないでしょうか。いろいろやってみて納得いかなければ、将来的に「整形手術」という選択肢があることを教えてあげてもいいかもしれませんね。
『整形しても満たされない人って多くない?』
整形さえすればすべて解決……というわけにはいかないケースもありますので、賛否があるのは当然のことかもしれません。一度の整形手術で満足する人もいれば、ひとつ解決したことで、アレもコレも気になってしまい、整形手術を繰り返す人も珍しくないようです。だからこそ、あくまでも選択肢のひとつであること、メリットやデメリットなどを、しっかりと子どもに話しておかなければならないのかもしれません。
言葉の魔法と“かわいい”や“かっこいい”を作るサポートを
『どんな容姿でも、自己肯定感が高ければ幸せになれるよね。キレイな芸能人とかが全員幸せかって聞かれたらそうでもないだろうし』
大人も子どもも、幸せに生きていくためには一定の自己肯定感の高さは必要かもしれません。だからこそ、親はわが子が「かわいい」とか「愛している」といった言葉の魔法を贈り続けてあげてほしいですよね。その上で、もっとかわいくなるためのアドバイスや協力を惜しみなくしてあげてはいかがでしょう。
“かわいい”“キレイ”“かっこいい”、なんでもいいと思います。男の子も女の子も、容姿に悩みを抱えることは同じ。それぞれの子にあったサポートで、悩みを少しでも解消してあげたいですね。ママたちの腕の見せ所ですよ!
|
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
関連記事
※<SNSで公開処刑>彼女にフラれた息子!クラスメイトの悪ふざけに……イジメだよね?【前編まんが】- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 容姿が悪くて悩んでる子の育て方