<寝言は寝ていえ!>白々しく「血の繫がり」主張すんな!淡々と論破する夫が頼もしい【第9話まんが】
前回からの続き。私(エリ)は夫のシンゴと3人の息子コウタ(14才)・ダイキ(10才)・ヒロト(7才)の5人家族です。コウタとシンゴは血が繋がっていません。私がコウタを妊娠中、元夫であるタカシがうつ病を発症してしまい、「これ以上責任を背負いたくない」という理由で離婚を言い渡されてしまったのです。シングルマザーとなった私を支えてくれたのがシンゴでした。私はシンゴと再婚し、さらに2人の子どもを授かり5人家族に。そんなある日、タカシから「コウタに会いたい」と連絡がきたのです。コウタのために父親に会わせるべきか。コウタのことを想うからこそ、父親に会わせないでおくべきか。悩んだ末に、私はタカシにコウタを会わせることはできないと伝えました。
タカシにははっきりと「コウタに会わせることはできない」と伝えました。すると感情的に自分の主張をはじめるタカシ。私もつい熱くなってしまいました。そこで、いままで黙っていたシンゴが少し強めの言葉で話しはじめました。
「あなたは、真実を知ったコウタがどう感じるか、お考えになったことはありますか?」
「もし、コウタが変な疎外感を抱いて、家族に対して今までと同じような気持ちを抱けなくなってしまったときが怖い」
私たちが大切にしたいのは、コウタの人生。もし、今コウタが事実を知った場合、家族に対して疎外感や違和感を抱いたとしても、少なくとも高校を卒業するまで……あと4年は一緒に暮らさないといけない。
「僕は彼にそんな4年間を過ごさせたくない」シンゴの主張は明確でした。
シンゴは自分の想いを淡々と話しはじめました。
コウタに告げるか告げないか目先のことだけではなく、先々を見据えて動かないといけないこと。
そして成人するまでは、コウタの健やかな成長の邪魔になることとは断固として戦うつもりであること。
私はその言葉を聞いて、シンゴがどれほどの覚悟でコウタと向き合ってきてくれていたかを改めて実感しました。
きっとタカシもそう感じたことでしょう。
シンゴと結婚できて、コウタの父親になってくれて本当に良かったと心から思いました。
【第10話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・善哉あん 編集・石井弥沙