<ナンパは危険?>叱るんじゃなくて寄り添う姿勢を!いくつになっても「私の大事な娘」【後編まんが】
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前回からの続き。私はアスカ。ひとり娘のシオンは大学生です。ある日仲良しのルミちゃんと食事すると言って出かけたシオン。夜遅くに帰宅すると、見ず知らずの男性たちにナンパされておごってもらったことを得意げに話してきたのです。私はなんだか下品だと感じ、つい感情に任せて叱ってしまいました。けれど旦那は頭ごなしに否定するのではなく、安全性や危機管理の視点から助言すべきだと言ったのです。翌朝、私はシオンに話を切り出しました。
私が話しかけても、シオンはソファに転がったままふてくされたような態度です。けれど私はなるべく冷静に自分の思いを伝えました。決して行動を否定しているわけではないと伝わると、シオンは真面目に考えようとしてくれたのです。
いろいろと考えを巡らせながらアドバイスしていると、私の気持ちが伝わったのでしょう。シオンはちょっと照れくさそうに言いました。「お母さんが心配してくれているのは、ちゃんとわかってるよ? 自分たちでも気を付けているつもり」
シオンとはその後もしばらくおしゃべりを楽しみました。「お会計のとき、お財布くらいは出したほうが印象よくない?」「いやいや、私はおごってくれるタイプがいいの」大学生になったシオンと、こうして気軽に女子トークができる関係を嬉しく思います。
たしかに私が若い頃も、親の価値観の押しつけや余計なおせっかいはウザいものでした。素直に言うことを聞こうとは思えなかったものです。シオンは私とは違う人間で、違う考えをもつこともあります。頭ごなしに否定してしまったことを反省しています。
たまには女子トークをしながら、求められればアドバイスもして……。大人になった娘とフラットな関係を築きながら、これからもシオンのことを見守っていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子