<疎遠の義母>「会わなければよかったかも…」ひっこんだ涙。残された孫の喪失感とは【第4話まんが】
前回からの続き。私はリンカ。父から言われて、弟のトウマと一緒に入院している祖母に会いに行きました。顔を見せるまでは優しく声をかけてくれていた祖母でしたが、ひとたび顔を合わせたら表情を引きつらせていました。そこからはまるで私はいないかのようにずっと無視を貫いていた祖母。私はその態度を不可解に思っていましたが、弟から「母さんにそっくりだからかも」と言われて腑に落ちました。ひょっとしたら祖母は、私を通して母を見ていたのかもしれません。
祖母は母のことを相当嫌いだったのだと思います。でも……「嫁嫌い」を私にぶつけられたような気がして、ショックでした。
祖母が気を悪くした原因を知ればスッキリするかもしれないと思っていたのですが……余計に気持ちが重くなってしまいました。そんなとき……。
先約の予定があったのは本当のことです。しかしもしお見舞いに行く前の状態だったなら、先約か葬儀か、どちらに行くかすごく悩んだことでしょう。「葬儀は欠席する」と言った自分に驚きましたが、無意識に気持ちは決まっていたのかもしれません。
弟と話して、「私が母にそっくりだったから無視されたのでは?」という結論に達した私たち。2人であのときの祖母の反応を思い出し、ほぼ確定だろうということになりました。
しかし思わぬタイミングで祖母の悪意に触れて、私は驚きと悲しさでいっぱいです。
そのうえ気持ちの整理がつかないうちに息をひきとり、ますますやるせない気持ちに。
予定があったとはいえ、結局葬儀にも出ず終い。
お墓参りができるのはもう少し先になりそうですが、早くこの気持ちを昇華できるといいなと思います。
【後日談】「は?裁判?」遺産相続で1000万円が? に続く。
原案・編集部 脚本・motte 作画・んぎまむ