<寝言は寝ていえ!>十数年ぶりに元夫から連絡が…「今さら何!?」かき乱さないで!【第3話まんが】
前回からの続き。私(エリ)は夫のシンゴと3人の息子コウタ(14才)・ダイキ(10才)・ヒロト(7才)の5人家族です。コウタとシンゴは血が繋がっていません。私がコウタを妊娠中、元夫であるタカシがうつ病に。彼から「これ以上責任を背負いたくない」という理由で、離婚を言い渡されてしまったのです。ひとりでコウタを育てていこう、そう思っていたときに支えてくれたのが、長らく友人関係だったシンゴでした。シンゴの優しさのおかげで傷ついた私の心も回復し、今の幸せな毎日があるのです。
私もシンゴも仕事と子育てを両立しながら、慌ただしくも幸せな毎日を送っていました。そんなある日、想定外の出来事が起きたのです。私が仕事で外出をしているとき、スマホに着信がありました……着信画面には「タカシ」。私が再婚してから音信不通だったタカシ。ここへきて一体何の連絡なのでしょうか。私は恐る恐る電話に出ました。13年ぶりにきくタカシの声は、うつ病を患っていた頃よりも穏やかな話し方でした。タカシのうつ病が原因で離婚した私たち。私と離婚してからも、タカシは病気と闘っていたのでしょう。
うつ病がよくなったというタカシでしたが、また新たに病気が見つかってしまったそうなのです。
「もう自分が長くないかもって思ったとき、会いたいって思ったんだよ、コウタに」
タカシはいまさらコウタに会いたいと言ってきたのです。私はしばらく考えましたが、タカシのその申し出を断りました。
ここにくるまで紆余曲折ありましたが、私たちは幸せに暮らしていました。
これからもこの幸せがつづいていく……そう思っていたとき、突然のタカシからの連絡に私は動揺を隠せませんでした。
うつ病が良くなったのは何よりですが、新たに別の病気を発症したそうです。
それを理由に、これまで一度も会いに来なかったコウタに会いたいと言い出すタカシ。
正直「いまさら?」です。
何よりコウタはシンゴと血が繋がっていないことを知りません。
多感なこの時期に、コウタの心を乱さないでほしい。
そう思って断ったのです。
【第4話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・善哉あん 編集・石井弥沙