<30㎏増でリコン!?>妻「痩せるつもりない」俺の提案はすべてスルー【第4話まんが:夫の気持ち】
前回からの続き。俺(シゲル)は妻のミツキと、長女のユウナ(中1)と長男のイツキ(小4)の4人家族だ。結婚当初はミツキも仕事を持っていたが、俺の仕事が多忙で不規則のため、長女の出産を機に、俺が仕事、ミツキが家事育児とそれぞれ役割分担をして家庭を支えていたんだ。子どもたちはスクスク成長してくれて、ミツキには感謝しかなかった。……はずなのに、年々ビッグサイズになっていくミツキに、俺の心がどんどん離れていってしまったのだった……。
育児が大変なのはわかってる。不規則になるのも、ストレスが溜まるのも分かっている。けれどどんどん太っていく妻を、俺は放ってはおけなかったんだ。
子育てで忙しいだろうから、朝、俺が出勤する前にウォーキングしてはどうかと提案したこともあったがすんなり断られた。
仕事から帰ると、寝室で子どもたちの間で眠るミツキは、まるでゾウが横たわっているようだった。さらにイビキもすごかった。だから……イツキが入園するタイミングでジムへの入会を誘ったこともあった。
それに食事だ。子どもたちが成長期とはいえ、出てくる夕飯のカロリーが気になった俺は、週末の料理担当を申し出た。しかし……。
「パパの料理、何か物足りないからいいや」と、またも断られる。
子どもたちが就園・就学のタイミングになっても、ミツキが働きに出る様子はなく家にいるばかりで、どんどん太っていった。自宅でできる手軽なウォーキングマシーンをプレゼントしたりもしてみた。しかし、マシーンが使われることは一度もなかった。
結局ミツキは、下の子が小学校2年生に上がったタイミングで、週1~2回、コールセンター(座りっぱなし)のパートをはじめたんだ。散歩も、ジョギングも、スイミングも、テニスも、ジムも、食事制限も……。どんどん太っていくミツキに何を提案しても、俺の言葉が彼女に届くことはなかったんだ。
ミツキは元々は本当に太っていなかった。ミツキのご両親だってまったくと言っていいほど太ってはいない。
そんなミツキが太ってしまうくらい、子どもを産み育てるというのは大変なことだと思う。
けれど健康面を考えても、太りすぎは良くない。
それでもミツキは自分の体重に無頓着で、ただひたすら太り続けていたんだ。
いますぐ痩せなくてもいいとは思うけれど、自分の身体のことをもっと真剣に考えてほしくていろいろな提案をしてみたけれど、そもそもミツキは「痩せる必要性」を感じていなかったのだった。
【第5話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・石井弥沙