前回からの続き。私（ナナ）は、夫のヨウスケと子どもたち（小1マオ、年中ケイ）の4人家族です。子どもたちが小さい頃から、実家の母には急な病気など困ったときに手助けしてもらっています。しかしヨウスケはお礼ひとつ言うわけじゃありません。夫婦で話し合った結果、お互いの実家との窓口はそれぞれがすることになりました。そんななかいつも野菜を送ってくれる義母から「お礼の連絡はあなたからするべき」と叱られ、私は言い返すことを決めたのでした。

義母がそう来るなら、私も言わせてもらいます。「どうかと思うんですよ。子どもの看病をしてくれたり面倒を見てくれたり、どれだけ母がやってくれてもお礼なんて言わないんですから。それでまぁ、当然ケンカになりますよね？」

「常識がない？　え？　誰の話ですか？　さんざん常識のない行動をとっていたのは、お義母さんが育てた息子さんですよね？」少し言いすぎかもしれませんが、いい機会なので義母にはハッキリと現実を突きつけることにしました。

電話口から義母の気まずそうな雰囲気が伝わってきました。まさか自分の息子が、嫁の親にそんな対応をしているとは思ってもいなかったのでしょう。もっと客観的に自分の息子や今までのやりとりを見ていたら、想像もつきそうなところですが……。それができないから、私に直接説教なんてかましてくるのかもしれません。
少々言いすぎたかな？　と思うところはありますが、これで私たち夫婦が決めた実家への対応について理解してもらえたことでしょう。今後義母との関係が悪くなってしまっても、後悔はしません。お礼を強要してくるような人と末永く付き合いたいとは思えないので、これで良かったと思うようにします。

【第5話】へ続く。（明日配信予定。ログインで1話先をお読みいただけます）

原案・ママスタ　脚本・渡辺多絵　作画・猫田カヨ　編集・井伊テレ子