<消えた義母>「自分の思うように生きてほしい」お嫁さんからの励まし【第6話まんが:義母の気持ち】
前回からの続き。私(サチコ)は会社役員の夫(55才)と姑(80才)、次男エイタ(22才)と4人で暮らしています。敷地内の離れには長男のレイジが妻のリョウコさんと娘のマナちゃんと住んでいます。夫と結婚したのは今から30年以上も前。子宝にも恵まれ、私は専業主婦として家族を支えていました。けれど舅が亡くなり、姑と同居をするようになってからは地獄のような日々がはじまったのです。私はそんな過去を、同じ「嫁」という立場であるリョウコさんに話すようになりました。
「お義母さんの人生は、お義母さんだけのものですよ?」力強く語ってくれるリョウコさん。彼女はとても信頼できる女性です。レイジが結婚して戻ってきてくれたことで、味方が増えたようで心強く感じていました。しかし、そんなある日……。
引き出しの奥に手を入れてみると、写真や手紙、そして小さな子どもが描いたと思われる絵など……。
「おとうさん、だいすき」と夫の似顔絵を描いているのは、レイジでもエイタでもありません。全身の血の気が引いていくのが分かりました。
リョウコさんの言葉は、いつも私を安心させてくれました。でも私にはこの家を出ていく勇気がありません。エイタのことや姑のことを言い訳にしているけれど、結局は自分ひとりで出ていくのが怖かったんだと思います。出ていきたいけど出ていけない、それが私の現状でした。
しかしそんななか大事件が起こるのです。なんと夫が不倫をしていたことが発覚。写真や手紙の内容、そして子どもの成長具合を見るかぎり、おそらく10年近く同じ女性と不倫をしているのでしょう。このことを夫に確かめないと……そう思ったのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子