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<シロかクロか>勤続年数の長いパートばかりの職場はホワイト企業?ブラック企業?見極めるポイントは

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パート先を選ぶときに重視したいのは時給や通いやすさ、シフトの融通が効くかどうか、などでしょうか。職場の人間関係が気になるところでしょうが、内情は働いてみるまでわかりません。求人広告で「明るく、働きやすい環境です」などとアピールされていても、それを100%信じる人はあまりいないのではないでしょうか。
パート先が決まったばかりのある方から、ママスタコミュニティに質問があがりました。採用された職場で働いているのが、勤続年数の長いパートさんばかりなのだとか。

全員が勤続8年超えのパート先。働いても大丈夫?

『採用されたパート先は、勤続年数が一番短い人でも8年超えだった。これはホワイトな職場といえる? それともお局が居座って新しい人が定着しない、ブラックな職場?』

8年超えのパートさんが”新入り”と聞けば、一瞬「えっ?」と考え込んでしまいそうです。職場環境良好で働きやすいホワイトな職場なのか、逆に劣悪な環境のブラックな職場なのか? ごくありきたりな職場というよりは、シロかクロかの二択と予想できます。

『ホワイト。人間関係がいい職場あるあるだよ』

『ブラック。お局が新人を追い出しているのだと思う』

集まったコメントも両極です。「どちらのパターンもあるよね」と、迷う声もありました。「うちも人間関係は良好だけど、仕事内容がハード。新しく入った人はみんなすぐに辞めちゃうから、ブラックといえるかも」という声から、「うちは会社の方針や取り組み自体はホワイトだけど、人間関係が超ブラック」というコメントも。「ブラック」とひと言でいっても、何がブラックかはそれぞれです。

働きやすいから、みんな辞めない。条件のいいホワイトな職場

パート全員の勤続年数が長いということで、まず思い浮かぶのは働きやすく居心地がいい職場です。

『うちがまさに、それ。辞める人があまりいなくて、みんなベテランになっている。人間関係もいいよ』

土日祝休みのうえ、急な休みにも対応してくれる職場だそうです。勤務時間も程よい時間帯で、時給も比較的高め。コメントをくれた方も、勤続8年目とか。

同様のコメントは複数あり、どのホワイト職場にも共通していたのがシフト調整のしやすさと、時給のよさ。辞める人がいないのでなかなか募集をしないそうで、偶然求人に出会えたらラッキーです。

『うちも長い人ばかり。私は居心地がいいから今のところ続いているけど、合わない人は合わないだろうな。こればかりは人による』

勤務条件はよくても、職場の雰囲気が合う合わないはあります。こればかりは、その人の性格や価値観で変わってくるのでしょう。

お局が居座り、新人をいじめ倒す。排他的なブラック職場

次に考えられるのは新しく入った人が次々辞めてしまうので、必然的に勤続年数の長いツワモノしか残らない職場という可能性。

『うちは社長がヤバすぎて、みんな辞めていく。耐えられた者だけが残るから、勤務年数は長い。耐えられるのは曲者ばかりなので、新しい人は輪に入りにくいみたい』

長い勤務年数で培われたチーム力。仕事をするうえで大きなパワーを発揮するでしょうが、新たに入った人にとってはそこがネックになるかもしれません。「古株の人たちの結束に馴染めない」「年数が長い人たちは我が強い」といった声も、ちらほら。

『うちも10〜20年勤務がゴロゴロ。時給がいいから私も7年目だけど、そういう結束が煩わしくて、辞めようと思っているところ』

長年務めると「前からこうだったから」と思考に柔軟性がなくなるうえ、よくない行動をした人を仲間意識からかばうようになるなど、長さゆえの弊害を感じているそうです。

『うちは8年以上の人が多く、次が私の半年。8年目の人が意地悪で、自分より後に入った人をいじめまくる。だからみんな辞めていく』

投稿者さんが想像した”お局が原因で新人が定着しない説”を地でいく報告も、少なくありませんでした。意地悪や嫌がらせなどの被害を受けた人からの声もあります。実際にそれで辞めてしまった人もいますが、それでもまだ続いている人もいるようです。そうしたみなさんは、どうやって乗り越えているのでしょうか。

見極めポイントは、求人にある!?

『私のところは、お局が新人をいびり倒す職場だった。新人は覚えることが大量で大変なうえ、いびられるから1ヶ月経たずに辞めていく』

こちらのコメントをくれた方がなぜ辞めなかったのかといえば、お局が怖くて「辞めます」と言い出せなかったから。ズルズル続けるうちに、最初は大変でも一度覚えればとても楽な仕事だと気づいたといいます。しかも残っているメンバー全員が、そのお局の被害者。「お局を嫌っているみんなで愚痴り合って、発散できる」といいます。
もちろん「怖くて言い出せない」だけでなく、ひたすらお局の意地悪に耐えている人や、メンタルの強さで乗り越えた人もいました。

『私もそういう職場でパートしたことがある。新人に意地悪するお局、気弱そうな人につけ込んで自分の取り巻きにしようとする人もいた。私ももれなく意地悪されたけど、最終的にお局と仲よくなった』

長く同じ職場にいるパートさんたちには連帯意識のようなものが芽生えるため、新人を受け入れにくい雰囲気が生まれそうです。しかし、一度その懐に入ってしまえば仲間として認められ、かわいがってもらえることもあるようです。このコメントをくれた方は、根性を認められたのでしょうか。

『少人数の職場だったけど、新人ポジションのふたりだけが常に入れ替わっていた。店前に求人のお知らせを張り出していたけど、定期的に出るから「あ、また辞めた」とすぐにわかる』

その職場がシロかクロかを見分けるには、このあたりがカギになりそうです。求人がめったに出ないのなら、働きやすいホワイトな職場。繰り返し求人が出ているようなら、何か原因があるブラック。ただブラックであっても長年働き続ける人がいるということは、別な角度から見ればある意味で働きやすい職場といえます。鋼のメンタルがあれば、オセロのようにクロをシロにひっくり返すこともできそうですね。自信のある方は、ぜひ挑戦してみてください。

文・鈴木麻子 編集・みやび イラスト・猫田カヨ

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