<PTA役員やりたくない>できない理由は「不倫バレたから!」ウソでしょ…アリなの?【後編まんが】
前回からの続き。子どもはすっかり6年生になりました。今日は役員決めの日です。いつもドキドキしていましたが、今年は気が楽です。だってクラス役員は3年生、PTA役員は4年生のときにすませてしまっているからです。しかし、仕事内容が大変なPTA役員を、クラスでひとりだけやっていない人がいます。私はきちんと誰がやっていたか覚えていたので、間違いありません。ルール通りならば、今年はその保護者がPTA役員を務めてくれるでしょう。
PTA役員は半ば強制的に、これまで一度も引き受けていないスギモトさんに決まるかと思っていましたが、「できません」とまさかの拒否。さらにあろうことか、不倫のカミングアウトまでしはじめました……。PTA役員決めの場に似つかわしくないワードが飛び出たことから、しばらくの間シーンとしてしまいました。
あまりに堂々したスギモトさんの口調と衝撃的な内容に、私の頭のなかはもちろん、きっとみんなの頭のなかも「PTA役員を必ずやらなければいけない」ということが、どこかへ飛んで行ってしまったようです。保護者が集まるなか、不倫の事実をあまりに堂々と言ってのける態度に、スギモトさんへの興味やら、不倫の内容やら、頭のなかでいろいろなことを考えてしまいました。
6年生のPTA役員決めは私には無関係だと思っていました。だってルール通り1回やったし、2回やるとしたら、立候補でやりたい人がやると思っていました。なにより、今年度はスギモトさんが必ずPTA役員をするから、自分には関係ないと安心しきっていたのに……! まさかの不倫バレ暴露に、その場では頭がまわらなかったのです! 結局私はPTA役員のくじを引いてしまいましたが……。決まってからグチグチ言ってもしょうがない、やることはやらないと……! そう自分に言い聞かせても、理不尽さに泣けてきます。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・Ponko 編集・海田あと