<35才、結婚できナイ!?>足りなかったのは「新しい家庭」築く覚悟【第7話まんが:息子の気持ち】
前回からの続き。俺(ユウト)は、数年前から付き合ってきたユナとの結婚を考えている。ユナは6人きょうだいの一番上で、ずっと下の子たちの面倒をみてきた。お父さんが借金を残して亡くなり、高校を卒業すると働いて家計を助けてきたそうだ。しかし両親はこの結婚にいい顔をしなかった。「家庭環境の違いを受け入れる覚悟」が俺から感じられなかったからだ。反対されたのは自分の甘さが原因だったと気づいた俺は、あらためてユナと話し合った。
結婚するということは、俺とユナが「新しい家庭」を作るということだ。ユナの全てを受け止めるつもりでいるけれど、ユナの家族のなかに入るために結婚するんじゃない。結婚に対してどこか夢見がちだった俺には現実が見えていなかった。
結婚する以上、これから築く「新しい家庭」を優先する覚悟が必要だ。ユナにとってお母さんやきょうだいは何よりも大切な存在だったし、俺だって両親のことを大事に思っている。しかし線引きをしなければならない場面は出てくるだろう。
俺は本当に甘かった。結婚を認めてくれない親がおかしいのだと、理解を得られないことばかり嘆いていた。しかし実際は、結婚に対する自分の覚悟が足りないことを見抜かれていただけだったのだ。
ユナの育った家庭環境はわが家とあまりにも違う。そのことにうちの親が不安を抱くことなんて分かっていたはずだった。それを解消できていないのは俺の責任だ。両親に反対されて初めて、自分自身も結婚への覚悟ができたように感じる。俺はもう一度しっかりと両親に決意を伝えたいと思っている。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。
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