<令和のモンスター新人>優秀なのに!理解されずイラッ…上司に直談判だ【中編まんが:新人の気持ち】
前回からの続き。俺はアサヒ、25歳。前の会社は俺以外みんな頭が悪くて、ちょっとやり方を変えればもっとラクになる方法も、ずっと昔のまま効率なんて考えずにやっているような人たちの集まりでした。意見する俺が疎ましくなったのか、それとも嫉妬されたのか、何を聞いても答えてくれなくなったので辞めました。今回の会社は良さそうだと思っていたのに……俺は教育係のハズレを引いてしまったようです。同期は独り立ちしていくのに、俺はいつまでも新人扱いのまま。イヤになりますよね。
友だちに「いつまでも人のせいにしてないで、自分の悪いところを考えろよ。たとえ相手が悪いことだってお前にも何パーセントか必ず落ち度がある。その落ち度を考えないと、また同じこと繰り返すぞ」と言われたけど、納得ができません。
俺に落ち度なんてない! それを証明するためにも上司に掛け合おうと思います。
教育係のスズさんの指導が悪いせいで、俺はいつまでたっても活躍できないと思っていました。しかし、一人で営業に行っても門前払いをされてしまいます。
会社に戻ってデータ入力をしようとしても、やり方が思い出せません。仕方なくスズさんに聞いてみたらイヤミを返されてしまいました。
同期は「期待の新人」なんて言われているけれど、頭の良さは絶対俺のほうが上。だから教育係の運が悪かっただけだと思うんです。俺がひとりでやらせてもらっても結果が出ないのは、結局スズさんと同期の教育係、2人の教え方や基礎が違うからじゃないですか?
最初から同期の教育係が俺についていれば、期待の新人は俺だったのに……!
こんな屈辱的な思いをするのなら、もういっそほかの会社を探したほうがいいなと思いはじめています。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・〆川ズン子 編集・みやび