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<不登校の原因は?>学校より会社のほうが生きやすい?同僚の「偏見」感じ、思うこと【第3話まんが】

前回からの続き。私はサユリ(38)。夫のダイチ(40)と一緒にエリ(7)とカイト(4)の子育てをしながら仕事をしています。私は過去、いわゆる「不登校」でした。高校1年から3年の間は学校に行かず、高等学校卒業程度認定試験を受けて大学に進学しました。大人になって結婚し、母となった今、子どもたちが育つ環境を見守りながら当時を振り返ることがあります。とくに、エリが小学校に進学してからは、エリの姿と過去の自分を重ねる機会が増えました。それに、大人になってからも「不登校」への偏見を目の当たりにすることがあるのです。
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私が働いている部署の上司・シライさんや同僚のマユミさんも家庭があり、子どもがいます。今日は半休を取るとか、残業はできないなどと互いに家庭の予定を共有しながら仕事ができるのでありがたいです。しかし過去、マユミさんがとった言動から、私はマユミさんと距離を置いているのです。

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「不登校」と聞いて、マユミさんのような反応をする人は決して珍しくありません。確かに、学校に通わないことの苦労はあります。でも、自分の子どもの不登校に悩むのならともかく、他人の家庭の事情をゴシップのように扱うのは好きではありませんでした。

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誰かと一緒にいる時間ももちろんいいものですが、私は1人でぼんやりする時間も好きです。
会社勤めは苦手な人と距離を置く工夫もできますし、私のように何かに追われるのが得意でない場合はほっとする時間も作れます。正直言って、子どものときより大人のほうがずっと生きやすいと思うのです。
あらためて、学校という場所がいかに私に合わなかったのか、そして不登校という選択は私にとってメリットが大きかったのではと振り返りました。
不登校に対してネガティブなことを言ってくる人もいますが、そういった意見も受け止めつつ、気にしすぎないようにしたいと思っています。

【第4話】へ続く。

原案・編集部 脚本・もえこ 作画・吉田ぱんだ 編集・みやび

※この漫画は体験者本人のご協力の元作成しています。

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