<遅刻、注意する?しない?>子どもの成長を見守る大人たち「口出さない」って難しい!【後編まんが】
前回からの続き。私はナギサです。ひとり娘のシオリは今年の春から小学生。私は通勤がてら毎朝シオリと一緒に家を出て、登校班に付き添うようにしていました。しかし同じ班の5年生のサキちゃんは集合時間に毎日遅れてきます。ある日しびれを切らした私は、待たずに出発するよう班長さんに促しました。それを会社の先輩ママであるミヨコさんに話すと「勝手に付き添っている親が口を出すのはよくない」と言われてしまい……?
「うちの子、おとなしいしね……。付き添いで来ていた保護者に勝手にあれこれ決められて、何も言えなくて」確かに登校班に付き添っているのは私の都合です。なのにその場を仕切って指示を出してしまったのは、よくなかったかもしれません。
ミヨコさんによると登校班での困りごとについては、子ども会や小学校など管轄しているところに相談してみるのがいいそう。よほどのトラブルでなければ、子どもたちの自主的な行動を見守るのも大切なのだなと学びました。
私は登校班への付き添いをやめました。シオリが集合場所で他の子たちに合流するのを見届けると、登校班の出発を待たずに仕事へ向かっています。シオリの話によると、サキちゃんの遅刻はあれからずいぶん減ったそうです。私のイラ立ちはただの空回りだったということかもしれません……。
また登校班の管轄を確認したところ、私たちの地域は子ども会が取りまとめていることがわかりました。そして何か困ったことがあれば班長さんの保護者に連絡をする決まりになっているとのことでした。私があのまま登校班の付き添いを続けていたら、わが子だけでなく地域の子どもたちの成長の機会を奪ってしまっていたかもしれません。これからはなるべく自主性を尊重して見守る姿勢を大切にしていこうと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・煮たまご 作画・金のヒヨコ 編集・井伊テレ子