<賛否両論>親が子どもに寄り添いすぎると、メンタルが弱くて何もできない子になる?今回の結論は
子育て中、子どもとの距離の取り方がわからず困っている方は少なくないのでは……? 子どもの気持ちに寄り添いすぎてしまって子どもの言動が心配なママや、反対にあまりかまってあげられず、気持ちをよくわかってあげられていないとお悩みのママもいるかもしれません。
『親が子どもに寄り添いすぎて、メンタル弱くて何もできない子どもが増えている気がする。あまり寄り添わないほうが強い子になって育ってくれるのでは?』
こちらはママスタコミュニティに寄せられたあるママの質問です。投稿者さんは、「子どもに寄り添いすぎると本人のメンタルが育たないのでは?」と感じているようです。ある程度突き放すことも大事だとしていますが、ママスタのママたちはどう考えているのでしょうか。
寄り添いすぎると、甘ったれになる!?
『甘やかされた地元の大卒末っ子幼馴染。ニートになっていますね』
『親って優しいだけじゃダメだよね。突き放すことも大事』
『うん。うちの末っ子なんて家族みんなが手をかけてきたから、フワーッとしているもん。外でも可愛がられキャラで通ってみんなが世話してくれているんだよね。いつまでそれが通るかだよね』
投稿者さんに共感してくれたママたちの声です。子どもに寄り添いすぎると打たれ弱い子に育つので、突き放すことも大事としています。ひと口に「子どもに寄り添う」といっても、子どもの言動すべてに寄り添っていたら、過干渉ということにもなるでしょう。すると、いつになっても子どもは親が助けてくれるだろうと甘えが出て、自立できない子に育ってしまうかもしれません。
寄り添うことでメンタルは強くなる!?
『難しいよ。寄り添わなかったことで子どもは実は不満に感じていて、大人になってからも精神的に不安定な人とかいるじゃん』
『親が寄り添わない子が愛情不足でメンタル弱くなるんだよ。よそのママに「ネーネー」とまとわりつく子いるでしょ?』
『低学年くらいまでは親が子どもの心の安全基地でいたほうが、子どもはメンタル強くなるんじゃないかな』
一方「子どもに寄り添わずにいると子どものメンタルは弱くなる」といった反論の声も寄せられました。こちらのママたちは、親が子どもに手を差し伸べることで、子どもは安心してさまざまなことに取り組め、失敗も克服できるとしています。実際に親に寄り添ってもらえずに育ったママからは、「大人になっても自己肯定感が低いまま」といったネガティブな経験談も寄せられました。親として子どもにどう寄り添っていくべきなのか、難しい問題ですよね。
寄り添うか否かよりも「寄り添い方」を考える
『寄り添い方次第でしょ。こういうのは子どもを放置する親の免罪符にはならないよ』
『寄り添うことが原因じゃなくて、寄り添い方でしょ。子どものいうことにイエスマンでいるのが寄り添うじゃないから』
『寄り添うのと過保護、過干渉は違いますよ。言葉は慎重に』
『寄り添うのは大切じゃない? ただ、甘やかして全部してやるのは違うよね。ときには突き放しも必要だし。子どもの資質にもよるし、ここは甘やかす、ここは自分で考えさせる、とか臨機応変に対応すればいいのかなと思っている』
ママたちの議論の末、「親は子どもに寄り添うか否かではなく、寄り添い方が大事」といった声も寄せられました。たしかに、寄り添い方によってメンタルの強い子にも弱い子にもなりそうですね。子育て中のママは、子どもへの正しい寄り添い方を検討するべきかもしれません。
ママが考える正しい寄り添い方とは?
『怒らないとか、すべてのことに寄り添ってヨシヨシしていたらそうなるわな。いいときも悪いときも向き合ってあげることよ!』
『何か学校で子どもが言われれば、すぐ子どもの味方になるのではなく、自分の子どもの立ち居振舞いはどうだったのか聞くべき。子どもが言うことをすべて真に受けるのは、うまく寄り添えていない』
『何でも親がやってあげるのではなく、子どもが自分でトラブルを解決したり、嫌なことがあっても気持ちの折り合いをつけられたりするように寄り添えたらいいね』
『自立って早ければいいものではないよね。いろんな壁にぶつかったときに、親がどう寄り添ってあげるかは大事』
こちらのママたちは、具体的な寄り添い方について言及してくれました。子どもがトラブルに遭遇したとしても黙って見守ることが大切で、失敗したときに子どものケアをするのが、親の正しい寄り添い方だと指摘してくれています。
子どもとの距離が近すぎると、子どもの気持ちに一喜一憂することになりますし、反対に子どもとの距離が遠すぎると、子どもが苦しんでいるときに手を差し伸べることができません。子どもとは適切な距離を保ちつつ、何かあった場合はいつでも味方になるという親の姿勢が、子どものメンタルを育てることにつながるのではないでしょうか。