<真面目な夫が……?>相手の不幸を願って生きる?「あなた自身の幸せを」両親の言葉【第5話まんが】
前回からの続き。私(リカ)は夫のユウキと、3人の子どもを育ててきました。長男のダイスケはひとり暮らし、長女のサエは実家暮らしの社会人。次女のカコは中学3年生です。ある日私はいきなり夫から離婚を切り出されてしまいました。「子どもを授かりたいから離婚してほしい」と言ってきた夫と不倫相手。絶対に離婚なんてするものか……。そう心に誓った私に、妹のミクは「離婚しない方がいい」と言ってくれました。しかし母は「本当にそれでいいの?」と聞いてきたのです。
「相手を不幸にするために一緒にいる方がいい、って思っているのであればやめなさい。誰かを恨みながら生きるのは……辛いわよ……?」母がそう私を諭すと、父もきっぱり言います。「お前が好きだったユウキくんは、もういないんだよ」
「そんな男に人生を縛られていいのか?」「あなたの幸せを考えて、決めなさい……。どっちに転んでも、私たちはリカの味方だから」相手の不幸を願うのではなく、私自身が幸せになれる選択を……。父と母の言葉は深く胸に沁みました。
自分たちに残されている人生が、あとどれくらいか分からないという両親。だからこそ誰かの不幸を願う人生を送るのではなくて、私自身が幸せに暮らしていてほしいと願ってくれていました。両親の言葉のひとつひとつが私の胸に突き刺さります。妊娠を望む不倫相手への報復として離婚をしないでおこうと決めかけていましたが、もう一度しっかり考え直してみようと思いました。
誰も幸せにならないのに、どうして夫は不倫をしてしまったのか……。真面目で優しくて家庭的な人だったのに、不倫をする程度の人間だったということなのかな……。私はそんなふうに思いながら帰宅したのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子