<わたしがシタ妻に!?>カレの奥さんと直接対決!「私のこと守ってくれるよね!?」【第3話まんが】
前回からの続き。私は山崎ノリコ(38歳)、子どもは小学生のユリカと年中のケントのふたりです。夫のマコトはメーカーの営業係長。わが家は夫がとても忙しく家事や育児はほぼ私のタスク。ワンオペ状態です。結婚当初から深夜残業や休日出勤、出張などでとても忙しい人でした。子どもが生まれてからも、それは変わることはありません。
長らく専業主婦として生活してきましたが、下の子が年中に上がったタイミングで仕事を始めました。そんなとき職場で出会った中川タツヤと不倫関係になっていったのでした。彼には妻がいたので、W不倫です。そんな不倫生活に浮かれた私の元にある日メッセージが届きました。
まっすぐこちらを見ながら、奥さんが問いかけてきました……。
沈黙が流れました。彼とは一度も目が合いませんでした。彼は窓の外をずっと眺めていたからです。ずっとだんまりで、そっぽを向く姿が気になりました……。
強がりながらも、私の心は揺れていました。もっと激怒されるかと思ったけれど、奥さんが感情をあらわにしないことに驚きました。奥さんは理性的に、そして冷静に諭すように言いました。
慰謝料という重いワードにおののいたけれど受け入れました。元々慰謝料は支払う予定だったのです。帰り際、奥さんからこっそり電話番号が書かれたメモを渡されました。
帰り道、気持ちを切り替えました。私はまだ彼を愛していたし、彼にも愛されていると思っていました。
今日のタツヤの態度が何を示しているのかなんて、想像もできませんでした。私はタツヤと出会い結ばれたその日から、夫には離婚を切り出すつもりでした。子どもがいても、慰謝料を払うことになっても、奥さんになんと言われようと、タツヤへの思いを断ち切ることなんて不可能でした。
このときの私は、まだ彼の魔法がとけていなかったのかもしれません。
原案、脚本・編集部 作画・加藤みちか 編集・横内みか