<失敗が怖い!>「私は失敗してない!」心を軽くした姉からの言葉とは【第4話まんが:次女の気持ち】
前回からの続き。私は中3のホノカです。両親と、ひとつ上の姉キョウカと暮らしています。姉はこの春、高校受験に失敗して私立B高校へ入学しました。そして今年度は私が受験生。「ホノカには絶対に公立に行ってもらわないと」と話す両親の言葉を聞いてしまい、受験が怖くなってしまった私。気持ちが不安定になり、学校では保健室で過ごすことが増えてしまいます。担任の先生がスクールカウンセラーの面談をすすめてくれ、私はようやく自分の気持ちを打ち明けることができたのでした。そして帰宅すると姉が……。
言葉を詰まらせながら話すと、姉は真剣に聞いてくれました。が、すぐにケロっとした様子でこう言ったのです。「私の受験は『失敗』なんかじゃないよ? 私、頑張ってチャレンジしたんだもん。ナイスファイトだったじゃん!」
姉のポジティブ思考にはいつも助けられます。「私は失敗なんて思わないよ? でもごめんね。私が公立落ちたから、ホノカにはプレッシャーがかかっちゃったよね」「そんな、お姉ちゃんのせいじゃないよ」「ホノカも悩みすぎないで」
私の話を聞いた姉は「私にとって高校受験は『失敗』じゃない。ナイスチャレンジだった!」と言い放ったのです。そんな姉のポジティブ思考に私は励まされました。その考えを大切にしているうち、だんだんといろいろなプレッシャーを乗り越えられるようになってきたように思います。私もこれから先、予期せぬ方向に進むことがあるかもしれません。でもそんなときには姉のように「自分が置かれた状況で楽しもう」と考えるようにしたいです。
その後、母からは「ホノカの辛い気持ちに気づいてあげられなくてごめんね」と謝られました。「学費のことは親の仕事だから、ホノカが考えなくてもいい」とも……。これからの高校受験に向けては、しっかり家族と相談しながら考えていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子