<ギャンブルで家が……!>私にとって家はシアワセの象徴だったけど……目が覚めた!【第4話まんが】
前回からの続き。私はユウカ。夫のアキトシと中2の娘・ハルナと一軒家で暮らしています。どこにでもいる平和な家族だった私たち。しかしその日常は、アキトシの「家を手放さないといけなくなった」のひと言で消え去りました。なんとアキトシはギャンブルで貯金を使い果たし、最終的に家を担保に借りたお金まですべて失ったと言うのです。私は「消え去ってしまいたい」とまで思いつめ、夜中に実家の母に電話をしました。母からは「しっかりしなさい! アナタがハルナちゃんを守るのよ」と言われました。さらに……。
想像して思わずゾッとした私に、母は言います。「離婚することがいちばんの解決方法だと思うよ? 家への未練もなくなるだろうし」私はこの家のことを「家族の幸せ」の象徴のように思っていました。だから手放したくなかったし、離婚すら頭になかったのです。
この家にもう住めないことや、その状況に至った事情を話すと、ハルナには悲しそうな顔をされてしまいました。ただハルナを守りたいという私の思いはしっかり伝わったようです。「離婚するならお母さんについていく」と言ってくれています。
夫はもはや返す言葉もないようでした。その後まもなく離婚は成立。借金がどうなったのか詳しくは知りませんが、夫はもうあの家に住んでいないようです。おそらく家が売れたのでしょう。私は両親に手助けしてもらい、ハルナと2人で暮らしはじめました。
ずっと大切に暮らしてきた家を「手放さなくちゃいけない」と言われたときは、目の前が真っ暗になりました。苦労して築き上げてきた幸せな暮らしが音を立てて崩れ去ってしまうようで、「このまますべてを捨てて消え去ってしまいたい」と考えたのも事実です。
しかし母からの励ましで目を覚ますことができました。母の言うとおり私がいちばんに考えなければいけないのは、住んでいる「家」ではなく「家族」であるハルナのことだったはずなのです。
私は夫と離婚し、ハルナと2人で新しいスタートをきりました。これからも大変なことはたくさんあるでしょうけれど、支え合って生きていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子