<身長コンプレックス>自暴自棄な息子「チビはカッコ悪いんだから!」怒る?なだめる?【中編まんが】
前回からの続き。私は息子のコウタと夫との3人家族です。コウタは幼い頃から小柄でした。私も夫もそこまで大きい方ではないため、仕方ないのかなと思ってはいました。しかし中学生になり、かかりつけ医に身長が低いことを指摘され、専門病院を紹介され通院することに。コウタ本人もバランスの良い食事を心掛け、身長が伸びると言われているストレッチをしたり、懸命に努力はしていました。中学3年生になった頃、ようやく私の身長を抜かしたと思っていたところに、専門医に「あと伸びても3 cmくらい」と言われてしまったのです。
「俺みたいなチビ、どうだっていいよ」「学校でも身長の低いヤツは役立たずって言われる」などと、投げやりな言動が増えました。
それに、以前は身長を伸ばすためにと、夜は早く寝ていたのに、最近では0時を回っても起きています。なにかにつけて「どうでもいいっしょ」を口グセのように言うのです。
夫とも話して、いまはコウタをそっとしておいてあげよう、気持ちの整理ができるまで待ってあげようと話していました。
しかし「な……なにこれ……」コウタの部屋でみつけたのは定期テストの成績表です。なんと、点数も順位もものすごく下がっていたのです。
身長がこれ以上あまり伸びないと分かってから、コウタの変わりようは酷いものでした。
食事はとらない、夜は遅くまで起きている、勉強はしない。
それでも、受け入れられない現実にあがいているだけだから、今はそうっとしておこう。
そう思ってはいたのですが、どんどんエスカレートしていく姿に、私は次第に腹が立つようになってしまったのです。
辛いのは分かるけれど、いったいいつまでグチグチ拗ねているつもり? と言ってやりたくなります。
母親として、本来であればしっかりとコウタの気持ちを受け入れてあげないといけないはずなのに……。
けれど「身長くらいで」と思ってしまう私は、心の狭い母親でしょうか。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よし田 編集・石井弥沙